アブレーション治療のリスク
カテーテルアブレーションは外科的に胸を大きく切開する治療ではなく、低侵襲な治療とされます。
しかし、リスクがゼロではありません。
主な合併症としては、以下のようなものがあります。
| 合併症 | 内容 |
|---|---|
| 心タンポナーデ | 心臓の周囲に血液がたまり、心臓の動きが妨げられる状態 |
| 血管合併症 | カテーテルを入れた部位の出血、血腫など |
| 脳梗塞・塞栓症 | まれだが重い合併症になり得る |
| 横隔神経麻痺 | 横隔膜を動かす神経に影響が出ることがある |
| 食道関連合併症 | 非常にまれだが重篤化することがある |
元記事でも、心タンポナーデや横隔神経麻痺などが合併症として説明されています。
したがって、アブレーションを受けるかどうかは、治療によるメリットとリスクを主治医と十分に相談して決める必要があります。
受診を急いだ方がよい症状
動悸だけでなく、次のような症状がある場合は、早めの受診が必要です。
| 症状 | 考えられる注意点 |
|---|---|
| 強い胸痛 | 狭心症、心筋梗塞などの可能性 |
| 息切れ、呼吸困難 | 心不全などの可能性 |
| 失神、意識が遠のく | 重い不整脈の可能性 |
| 片側の手足の麻痺、ろれつが回らない | 脳卒中の可能性 |
| 脈が極端に速い、または遅い | 緊急対応が必要な不整脈の可能性 |
特に、胸痛、失神、麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、自己判断せず救急受診を検討してください。
まとめ
不整脈、とくに心房細動は、単なる動悸の問題だけではありません。
脳梗塞や心不全のリスクを考え、心電図、ホルター心電図、心エコー、血液検査などで状態を確認し、治療方針を決める必要があります。
治療には、生活習慣病の管理、抗凝固療法、薬物療法、カテーテルアブレーションなどがあります。
カテーテルアブレーションは、心房細動の根治を目指せる重要な治療選択肢ですが、すべての人に適するわけではありません。
「薬で様子を見るべきか」「アブレーションを受けるべきか」は、症状、年齢、心臓の状態、心房細動の持続期間、脳梗塞リスク、出血リスク、生活の質などを総合して判断します。
動悸がある、脈が乱れる、息切れが増えた、健康診断で心房細動を指摘された場合は、循環器内科で相談することが大切です。
注意点・例外
この記事は一般的な医療情報であり、診断や治療方針を決定するものではありません。
不整脈の種類によって、治療方針は大きく異なります。心房細動、心房粗動、発作性上室頻拍、心室性不整脈、徐脈性不整脈では、必要な検査や治療が異なります。
抗凝固薬や抗不整脈薬は、自己判断で中止しないでください。
腎機能、出血リスク、併用薬、年齢、体重などによって適切な薬や用量が変わります。専門的判断が必要なため、循環器内科医または主治医に確認が必要です。
【出典】


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