正常眼圧緑内障の点眼薬は最後の砦か?

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② 比較対象として重要な代表薬

薬剤有効成分主な作用機序比較の見どころ
ラタノプロスト点眼液ラタノプロストFP受容体作動, 通常1日1回現在も基準薬として扱いやすい代表的PG系。ミケルナの配合成分でもある。
トラボプロスト点眼液トラボプロストFP受容体作動, 通常1日1回PG系比較の代表。流出促進型。
ビマトプロスト点眼液ビマトプロストPG関連薬として用いられる眼圧下降薬, 通常1日1回PG系比較でよく挙がる代表薬。
グラナテック点眼液リパスジル塩酸塩水和物ROCK阻害。線維柱帯‐シュレム管を介する主流出路からの房水流出増加, 通常1日2回主流出路を狙う単剤。グラアルファの配合成分でもある。
ブリモニジン酒石酸塩点眼液ブリモニジン酒石酸塩α2作動。房水産生抑制 + ぶどう膜強膜流出促進, 通常1日2回第二選択薬の代表。アイベータ、アイラミド、グラアルファの配合成分。

1枚で見る整理

薬のグループ該当薬
PG/PG関連の単剤ラタノプロスト、トラボプロスト、ビマトプロスト、エイベリス、セタネオ
β遮断薬を含む配合剤ミケルナ、アイベータ
β遮断薬を含まない配合剤アイラミド、グラアルファ
主流出路を意識した薬グラナテック、グラアルファ
従来PG系と違う新機序寄りエイベリス(EP2)、セタネオ(FP+EP3)

ミケルナを入れると何が分かりやすくなるか

ミケルナを加えると、近年承認薬の流れがかなり見やすくなります。
つまり、

  • 2016年:ミケルナで「PG系 + β遮断薬」の配合、
  • 2018年:エイベリスで「EP2」という新機序単剤、
  • 2019〜2022年:各種配合剤で多機序化、
  • 2025年:セタネオで「FP+EP3」の新しいPG関連単剤、
    という流れです。

注意点・例外

  • この表は日本国内の承認・添付文書ベースで整理しています。海外承認薬や海外でのみ一般的な製品は入れていません。
  • 「完全版」は、前回の比較表をミケルナ反映で訂正・完成させた意味です。日本で“過去10年の新規承認薬だけ”で10〜15種類そろうわけではありません。推測ですが、単剤・配合剤を分けて見た方が実務的です。
  • 実際の選択は、目標眼圧、充血の許容、喘息・徐脈の有無、黄斑浮腫リスク、点眼回数の許容などで変わるため、最終判断は眼科専門医に確認が必要です。ミケルナやアイベータのようなβ遮断薬含有製剤は特に全身合併症の確認が重要です。

【出典】

  • PMDA:ミケルナ配合点眼液 審査資料・添付文書関連
  • PMDA:エイベリス点眼液0.002%
  • PMDA:アイベータ配合点眼液
  • PMDA:アイラミド配合懸濁性点眼液
  • PMDA:グラアルファ配合点眼液
  • PMDA:セタネオ点眼液0.002% RMP
  • PMDA:ラタノプロスト、トラボプロスト、ビマトプロスト、ブリモニジン、リパスジル

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