タンパク/クレアチニン比

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【結論】
「タンパク/クレアチニン比(尿蛋白/クレアチニン比, UPCR または単に尿蛋白/Cr比)」は、スポット尿(随時尿)で測定した尿中のタンパク量を尿中クレアチニン量で割った値です。これにより、「1日あたり尿中に排泄されるタンパク量」をおおよそ推定できます。

【根拠】

  • 通常、腎臓は血液から不要な物質を尿へ排泄しつつ、タンパク質など重要な成分を体内にとどめる機能がある。しかし腎機能に障害が起きると、タンパク質が尿中へ漏れ ― 尿蛋白(proteinuria) ― が生じる。
  • 1日に排泄される尿タンパク量を正確に測るには「24時間蓄尿」が理想だが、実際には手間がかかるため、随時尿で「尿蛋白濃度 ÷ 尿クレアチニン濃度」で計算するUPCRが広く使われている。
  • 日本では、尿蛋白/クレアチニン比の“正常”の目安を「0.15 g/gCr 未満」とする定義例がある。

【注意点・例外】

  • この比はあくまで「1日尿蛋白量の概算」なので、筋肉量が極端に多い・少ない人では誤差が出やすい。特に筋肉量が少ない高齢者や女性では過小評価・過大評価される可能性がある。
  • 尿が濃縮されたり薄められたりしている状況(脱水、直前の大量飲水など)では、尿中クレアチニンや尿蛋白の値が変動するため、比の解釈に注意が必要。
  • この比だけで腎疾患と断定することはできず、必要に応じて24時間蓄尿、血液検査、画像診断など追加の評価が求められる。専門医による判断が重要。

【出典】

【確実性】 高

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