COVID-19 – 日本で3度目の緊急事態宣言 / 東京・大阪・京都・兵庫 (期間4/25~5/11) – 大阪を中心に新規感染者数が増加 – スパイクタンパク質の変異: N501Y, E484K, E484Q, L452R [2021/06/26]

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はじめに

今回の第3波では、大阪における夜(22~24時)の停滞人口を抑えられると感染者数は減少すると考えれたが、その効果は見られず、新規感染者数の減少は見られていない。今般、3度目の緊急事態宣言が出された。

その原因として変異型ウイルス(N501Y)*1の感染の増加にあると見られている。その感染力は、1.32倍と推定れている(国立感染研究所)1)。一方、インドの変異株(デルタ変異)の感染力は、2倍とされている(2021/06/26現在)。

家族の感染率は、以前では、約半数、今回では、ほぼ全員が感染している。その他の特徴は以下の通りである。

*1 : N501Y変異は、「感染しやすい」可能性が指摘されている。英国(VOC-20212/01)、南アフリカ、ブラジル、フィリピンで確認された変異ウイルスと同じ箇所が変異している。英国の変異株では、「重症化しやすい可能性」が指摘されている。
一方、E484K変異は、同様に、上記4国で確認されている。この変異の場合「免疫やワクチンの効果を低下させる」可能性が指摘されている。すなわち、日本においては、E484K変異のみの株の存在も確認している(396例) 3)

表 1. COVID-19変異株の変異の概要
Strain Name (株の名前) Spike Spike Spike Spike Spike Spike
VOC-20212/01 60-70 del 144 del N501Y P681H 英国
501Y.V1 69-70 del 144 del N501Y P681H
B.1.1.7 69-70 del 144 del N501Y P681H
501Y.V2 243-245 del E484K N501Y 南アフリカ
B.1.351 E484K N501Y
501Y.V3 E484K N501Y ブラジル
P.1 E484K N501Y
CAL 69-70 del 144 del E484K
B.1.525 69-70 del 144 del E484K
S: L452R 69-70 del 144 del E484K
hCoV-19/Japan/IC-0824/2021 142-144 del 243-244 del E484K N501Y P681H 日本
特徴がある変異について抽出 (出典 3) )

3度目の緊急事態宣言

政府の対応

4/24の感染者数 : 東京(759人), 大阪(1162人は四日連続1000人超), 京都(130人), 兵庫(567人は過去最多)

注意する点は、連休中では、検査数が自ずとへるので感染者数は見かけ上減少する。

今日の日本におけるCOVID-19の状況

被要請側の対応

1)

時論/公論 2021/04/24 -NHK-

2)

NEWS 7 2021/04/24 -NHK-

インドの状況は他人事ではない

インドにおける一日あたりの感染者数は、33万人となり世界で最も高くなった。インドにおける1日あたりの感染者数が、1万人から30万人に増加するまでにかかった日数は17日間でした。アメリカの場合の30万人になるまでにかかった日数は61日でした。インドのこの急激な感染者数の増加は、二重変異と一般的に言われていますが、その変異は、E484Q, L452Rの2箇所です。表1の変異とは異なり、これが、インドにおける感染者数の増加の原意と考えられています 4)。日本国内で5人が確認されている。

酸素不足

工業用酸素の転用も行われているようですが、酸素不足が生じており、患者の家族が酸素を求めて探し回っているという状況が生じています。政府は酸素を製造する生産工場を新たに作ろうとしていますが、その状況は、建設認可が下りした初期の段階のようです。イギリス、アメリカなどの世界からの援助の発表もされました(2021/04/22, NDTV)。

3)

新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応 – 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策出師新本部 –

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000755158.pdf

4)

感染症疫学者 マリア・ヴァン・ケルコフ – テレビ大阪 –

https://www.youtube.com/watch?v=AVDYDD95bDc

編集履歴

2021/04/24 HARIKIRI(MR)