要因
緑内障の要因は種々あると考えられており、多因子リスクの説が有力です。ストレス、低血圧、睡眠時無呼吸症候群などです。いずれも循環関係、すなわち血行不良などが原因となっているようです。
また、強度近視の場合、緑内障の発症リスクは高くなることもわかっているようですが、強度近視は、眼軸の伸びることが原因であることも近年わかって来ています。更に、眼軸が伸びるのは、眼球の強膜の細胞における小胞体ストレスにより、強膜を作っているタンパク質に異変を来すことが原因であると、最新の研究で明らかにされています。
眼軸が伸びることで、緑内障の発生にも関わっているのでは無いかとも言われています。すなわち、眼軸が伸びることで、眼底部の視神経周辺を圧迫し神経の栄養が悪化することで、神経が徐々に死んでゆくことで視野が欠けてくるという理屈です。
検査
- 眼圧検査
- 隅角検査
- 眼底検査
- 視野検査
緑内障の治療スフップ
治療は基本的に、現状維持か進行速度の抑制です。生涯にわたってクオリティ・オブ・ライフ(QOL); 人生の質の向上をできるだけ目指すことになります。
少し切実な話になります。それほど遠くない将来には、現在、開発が精力的に進められている遺伝子治療により、網膜を含めた眼底の組織の再生が可能になるかも知れませんが、現在は、対処療法で凌いで人生を全うすることになります。
- 点眼 :
- 正常眼圧 : 10〜21 mmHg
- 眼圧上昇/視野障害 : 1種類から開始
- 視野障害の悪化 : 2種類、3種類と増やしていく
- 正常眼圧においてもプロスタグランジン製剤で効果がある
- レーザー治療
- レーザー線維柱帯形成術 (隅角光凝固術)
- 観血的緑内障手術
- 眼圧 : >15mmHg
- 緑内障インプラント手術
- Express(R) : ステンレス製のインプラント(2.6mm, 380μm)
- 注記) : 正常眼圧のケースでは,治療法は現在存在していない.
- 視神経など周辺の血流が不良であると考えられる場合は血流を改善する薬剤があるようです.
- 「血流改善」の治療上の位置づけ
緑内障治療において血流改善が「規定(治療の柱)」として語られる理由は、以下の**「血管説」**に基づいています。 - 機械的圧迫説: 眼圧が高いために神経が押し潰される。
- 血管説(血流不全説): 血流が悪いために神経が栄養不足・酸欠になり、酸化ストレスが発生して死滅する。
もし、眼圧を十分に下げても視野が欠け続ける場合、医師は「血管説」へのアプローチとして、これら血流改善効果のある薬剤へ切り替えたり、追加したりすることを検討します。 - 補足: > 最近では、サプリメント(例:カシスアントシアニン、ギンコビローバ、赤ショウガ抽出物など)においても、視神経乳頭血流を改善し視野維持に寄与する可能性が研究されています。
- タプロス点眼(成分名:タフルプロスト)において、本来の薬効である眼圧下降作用とは別に、**酸化ストレスから細胞を保護する効果(視神経保護作用)**を示唆する報告は複数存在します。
- 特に、緑内障の進行に関与する「酸化ストレス」や「血流障害」に対するポジティブな研究データが、基礎研究(細胞・動物実験)を中心に報告されています。
以上
参考文献
緑内障について -Santen –
1. ストレスをためない
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/nattoku/about-gla/
2. 規則正しい食生活
3. 適度な運動
4. 急速な水分補給をしない
さくらい眼科
https://www.sakurai-eyeclinic.jp/content3.html
2. 視神経を強化する緑内障予防法
首の指圧について書かれている
【血流を改善して緑内障予防】血管指圧で血管を直接刺激する方法 | 緑内障社長の目に良い日記 – 緑内障・視野欠損の不安に負けず生きる方へ (cjnext.com)
編集履歴
2020/03/30 はりきり(Mr)
2021/10/11,追記(病名の由来)
2021/01/03,追記(要因は多因子のリスク)
2023/11/08,追記(具体的に損傷する組織細胞名)
2026/04/18,リンク切れのリンクを削除,はじめに,イラスト,注記を追加

