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  • [健康] 強度近視の新しい治療法/赤色光による臨床試験が始まる [2023/11/27]

    [健康] 強度近視の新しい治療法/赤色光による臨床試験が始まる [2023/11/27]

    いよいよ日本でも!

    強度の近視である成人患者の目に赤色の光を当てて、症状進行を防ぐことができるかを調べる臨床研究を東京医科歯科大学のグループが始めた。世界では,子供で同様の研究が行われていますが大人では初めということです.レッドライト治療法(red light therapy)と呼ばれる治療方法によるもので,2014年に中国において偶発的に、長波長の650nmの赤色光が過剰な眼軸延長を抑制する効果を有することが発見されていた.

    引用文献

    眼科学教室スタッフ一覧

    教室案内:スタッフ紹介 > 東京医科歯科大学 眼科学教室 (tmdu-ganka.jp)

    重い近視患者の症状進行防げるか 大人では初の臨床研究始まる

    重い近視患者の症状進行防げるか 大人では初の臨床研究始まる | NHK | 医療・健康

    近視の進行抑制治療

    近視の進行抑制治療|日本近視学会 Japan Myopia Society

    編集履歴

    2023/11/27, KeenMe

  • [健康] 正常眼圧緑内障 – ステージはdbで表す – 全ては眼軸が伸びることが原因だと – 緑内障治療の記録- [2023/10/09, 2025/03/02]

    [健康] 正常眼圧緑内障 – ステージはdbで表す – 全ては眼軸が伸びることが原因だと – 緑内障治療の記録- [2023/10/09, 2025/03/02]

    ID31624

    はじめに

    小学3年で視力0.4,(左) 0.7(右)と近視でした、成人する頃には強度近視、その後、40歳代で網膜裂孔によるレーザー治療を受けました。人生を全うするまでは視力を持たせたいと常(つね)日頃から思っていたので、白内障の治療はできるだけ伸ばして60歳になるまではと思っていました。でも、56歳で車の運転においては,もう限界と判断し白内障の治療として両目のレンズを人工レンズに交換しました。

    今回、これまでに無い形で見え方に違和感があり眼科で診断を受けました。その結果、59歳にして正常眼圧緑内障であると確定診断され、継続的な点眼治療となりました。

    以下、正常眼圧緑内障とそれに対する自己の治療について記録を以下に残したいと思います。

    強度近視は目の万病のもと

    最近の眼科分野の研究では、近視はほとんど全ての目の病気に関わっていることが分かってきています。近視とは、水晶体(レンズ)の調節異常では無いのです。眼球自体の変形が生じることで、眼軸が伸び焦点が網膜よりも手前に結ばれるのが近視ということです。眼軸が伸びることは、網膜の歪み、視神経の循環不良、などを起こし、網膜剥離・裂孔、緑内障、黄斑変性を引き起こすとされます。眼軸が伸びるのは、幼少時に十分な紫外線を目に受けなかったことが原因であるとの研究もあります。さらに、何故、眼軸が伸びるのか、その原因も解明されつつあるようです。眼球の形を維持している強膜が眼球の形を維持できないようになることが、その原因と考えられています。その形の維持ができない原因は、強膜を形成している細胞における小胞体ストレスが関わっているとのことです。
    光を浴びる量が少ないことで眼軸が伸びるという原理を利用したLED光による近視治療医療機器の開発も進められていると聞きます。中国では、子供たちの近視が問題ななっています。対策として外で3時間程度で毎日遊ぶことを提唱しているニュースも流れていました。
    (以上の情報元は、今後、取りまとめて追記する予定です)

    成人になってしまうと、幼少の頃のツケがのしかかります。何とか人生を全うするまで、健康でありたいと強く願うのです。子供を持つ親の方が、この記事をご覧になっているのであれば、子供の日常生活について、今まで以上に気を遣ってあげて下さい。

    正常眼圧緑内障

    緑内障は、目の中の圧力、すなわち眼圧が正常より高い場合に発症する視神経損傷の進行による視野の欠損です。でも、日本人では、緑内障の内、70%が正常眼圧の緑内障です。それでも、眼圧を下げることは治療の主力になっています。

    眼圧が高くなる原因は、目の中の水分の排水口である隅角が詰まったり、細くなったりすることや、それが生まれ付きであったりします。

    正常眼圧緑内障では、眼圧は正常範囲内であるにもかかわらず、通常の緑内障と同様の症状が起きます。

    視神経の損傷の原因は、よくわかっていませんが、通常の緑内障の場合に加えて、ストレスが原因の一つであるという研究も進められていると聞きます。

    ストレスによって、血管収縮、血流不足、眼底でも血流不足、それに伴う栄養不足、加えて、酸素不足となり、視神経のダメージに繋がるとされています。この経路では、眼圧は関わっていません。

    見え方がおかしい

    最近、特にある位置の視野における影と視野欠損があることに気がつきました。昼休みに外に出て空を見ながら散歩をしていましたが、右目視野中心より上に、下弦の三日月状の影や残像がみられ出しました。普段は両目でみているので気が付きにくくなっていたと思います。

    僕の場合は、目については人より劣化が早いこともあり、日頃から片目で景色を見たり、PC画面を確認したりして自己流で検査をしていました。

    緑内障の確定診断まで

    以前から、画像診断などで視神経の厚みが薄いと言われていました。2016年には、飛蚊症が気になっり病院で受診したところ眼底の乳頭出血の診断を受けていました。それ以前には、網膜裂孔などで網膜固定術のレーザー照射を受けています。

    今回、2021/10に緑内障であると確定しました。

    前述のように三日月状の影が見える症状を認識できるようになったのが、2021/08頃でした。現在(2022/02/26)では、その時の11月に緑内障の確定診断を受けて、点眼薬(ミケランLA)を処方してもらってから、4ヶ月が経ちます。症状は更に進みました。症状が固定するまで進むのか、それとも、このまま進行が続いていくのかは分かりません。でもできることはやって行くしか無いので、点眼は続けます。

    • 2021/08, 視野の欠け症状の認識 (昼の散歩)
    • 2021/10, 眼科初診、視野検査の予約 (治療は開始されず)
      次の視野検査までに期間が長く「やきもき」するので、その前に点眼薬の処方が可能か主治医に相談するも、確定診断後で無いことで、点眼薬の処方(治療の開始)は行われないという趣旨の説明に対して理解し納得することにした。
    • 2021/11, 視野検査、点眼薬の処方
    • 2021/12, 1ヶ月後の眼圧(左/右:15/13)、点眼継続とする
    • 2022/01, 睡眠時に腕の付随的に動き右目を直撃して、2~3日の眼痛が残った。安定していた網膜裂孔の現れた出血の後のフィブリン様の「ごみ」の位置が変化して、浮遊の軌道の変化があり、「ごみ」の見え方が変わった。
    • 2022/02, 視野欠けの進行が進んだ感じがあり、その原因として思い当たることは、睡眠時の腕の付随運動によって目に手が直撃したのですが、それが原因である可能性もかるかも知れせん。また、点眼開始以降も、「眼疼痛」やその他違和感が続いていたので、副作用について調べてみたところ、これら症状は副作用である可能性があることがわかった。
    • 2022/03, ミケランLAからタプロスに変更し両目に点眼することにした。点眼開始から2ヶ月程度経過の時点で、まつ毛が長くなったことに気が付いた。
    • 2022/08, 左右の眼圧(14,13)
    • 2022/10, 左右の眼圧(13,13)
    • 2023/06, 左右の眼圧(13,15, 5月にメニエールでステロイドを投薬したことで眼圧が上がったようだ),および視野検査による失明度(4db, 8db), 追加の点眼(アイファガン0.1%)を,タプロス(夜)に加えて朝夕追加.(いずれの点眼薬も最初から悪くない目を含めて両目に点眼している)
    • 2023/09, 左右の眼圧(12, 11),追加の点眼薬(アイファガン)が奏功している.6月くらいからコーヒーを控えている.
    • 2025/03/02, 右目の緑内障は順調に進行している.自己で視野範囲を定点観測しているが,左上から中心に対して徐々に侵食が進んでいる.今年に入って,中心に近い場所に2重目の円弧が現れた.発症当時と同じような感じだ.

    その他の対策

    緑内障の危険因子は、「ストレス」、「低血圧」、「睡眠時無呼吸症候群」などが挙げられていて、これらは、僕にも当てはまっているので、その解消もやっていく必要も感じています。危険因子の共通点は、血液やその他体液の「循環不全」です。対策として考えられることは、運動です。運動不足の解消により、血圧を上げたり、ストレスを解消したり、贅肉を切落とすことによる無呼吸となる原因を低減したりできると考えています。

    眼軸が伸びることによる近視の発生は,様々な研究から確からしい.中国では小学生には一日3時間の屋外での活動を推奨して近視眼の予防している記事を読んだことがある.日本でもLEDの光を使った目への光の照射で近眼を治療・予防する研究が行われている記事も読んだことがある.そこで,今年の春から,できる限り毎日,昼休みに屋外を散歩するようにしている(2023/10).

    診断

    • 眼圧の測定
      • 正常値 : 10~20 mmHg(ミリメートル水銀柱)
      • 空気圧法 : 非接触式
      • 接触法 : ゴールドマン眼圧系(麻酔点眼する)
      • (僕の場合は、14(左)、15(右) とまったくの正常範囲です)
    • 眼底検査による視神経の厚みの測定
    • 視野検査で視野欠損の測定
      • デシベル(db)で表現されます。0dbは視野欠損なし、移行進行ステージ毎に、-10db, -20db, -30db、その後は、失明となります。
      • ステージが進まないことが理想ですが、加齢と共に進行していきます。
      • 上記の2つの測定結果の照合により、視野欠損が一致していることの確認
    • (確定診断の後、治療開始)

    HARIKIの場合

    • 僕の場合、自覚症状としては,2021/08~2022/05の時点では,右目のみですが,自分から見て中心視野を避けるように三日月(上に円弧)の影として視野欠損が自覚できました.初診では視野検査ができず予約待ちで3か月後の検査になりましたが,計測した数値は,-4.5dbでした。因みに自然な視野欠損としては、盲点が外側にあります
    • それから1年が経過した2023/10現在,やや視野欠損がすすみ,右目のみに自分から見て中心視野を避けるように三日月(上に円弧)の影は,はっきりとなって,更に円弧の左の終点から左側に水平な帯状として視野欠損が追加されていることが自覚されるようになりました.

    治療

    治療の開始初期は、目薬です。その後、病状のステージに応じて手術が行われます。友人は長年の治療の末、眼圧を下げるために白目に「弁」を付ける手術をしています。

    • 治療目標
      • 眼圧を20%程度下げることを目標とする
      • 効果と副作用を許容できる目薬を探す
    • 点眼薬
      • 白内障治療した場合は、使用できない目薬がある
      • 眼圧低下効果は高いが、メラニン沈着などの副作用がある点眼薬がある
    • 処方された目薬
      • ミケランLA点眼液2% (組成: カルテオロール塩酸塩20mg, 2.5mL 容器)、大塚製薬、1日1回1滴): 最初に処方され4ヶ月程度、毎朝1回点眼を継続しました。目が沁みるなどの副作用が出たこと、長期の海外出張が予定されていたことから、以下に示した点眼薬に変更しました。
        • 私の場合の自覚した副作用 (6ヶ月継続時点)
          治療は始めてから、主要な副作用や重大な副作用ではなく、それ以外の副作用である自覚症状としての「眼刺激症状」、「 眼がしみる感じ」 、「 眼疼痛」 、「 倦怠感」、腕の「 筋肉痛」 、両手の「 こわばり」 、「 脱力感」が気になっています。それ以外の項目は健診ではないと分からないため、現在(2022/02/26)は不明です。
        • 文書に記載の主な副作用
          用霧視 、 眼脂 、 眩暈 、 頭痛 、 皮膚炎 、 角膜炎 、 苦味 、 徐脈 、 眼瞼炎 、 角膜障害 、 角膜びまん性混濁
        • 文書に記載の重大な副作用
          喘息発作 、 咳 、 呼吸困難 、 失神 、 高度徐脈 、 房室ブロック 、 洞不全症候群 、 洞停止 、 徐脈性不整脈 、 うっ血性心不全 、 冠攣縮性狭心症 、 眼類天疱瘡 、 脳虚血 、 脳血管障害 、 全身性エリテマトーデス
        • 文書に記載のそれ以外の副作用
          角膜糜爛 、 眼刺激症状 、 不整脈 、 眼がしみる感じ 、 眼疼痛 、 眼灼熱感 、 眼のかゆみ 、 眼乾燥感 、 眼異物感 、 結膜炎 、 眼瞼腫脹 、 羞明感 、 視力異常 、 動悸 、 不快感 、 倦怠感 、 悪心 、 味覚異常 、 発疹 、 眼底黄斑部浮腫 、 眼底黄斑部混濁 、 低血圧 、 鼻症状 、 くしゃみ 、 鼻水 、 鼻づまり 、 血糖値低下 、 筋肉痛 、 こわばり 、 四肢のこわばり 、 脱力感 、 抑うつ 、 重症筋無力症増悪 、 眼瞼発赤 、 胸痛 、 咽喉頭症状 、 咽喉頭違和感
      • タプロス点眼液0.0015% (プロスタグランジンF2α誘導体緑内障・高眼圧治療剤)、1mL中タフロプロスト 15μg)、参天製薬、1日1回1滴): 左目は治療対象ではなかったのですが、この点眼治療薬から主治医の了解を得て予防的に両目に点眼することにしました(2022/03~)。
        • 私の場合の自覚した副作用
          目の痛み、まつ毛が伸びる、まぶたのくぼみ
    タプロスの緑内障における治療効果としての作用機序

    / 説明 Q: はりきり,答え: Copilot

    Q: タプロスの主成分であるプロスタグランジンE1は緑内障に効くというが,どのような作用機序なのか

    A: プロスタグランジンE1(PGE1)は、緑内障治療において効果的な成分です。その作用機序は、主に眼圧の低下を通じて緑内障の進行を抑えることにあります。

    具体的には、PGE1は血管拡張作用を持ち、特に網膜の毛様体血管を拡張させることで、血流を改善し、眼圧を下げる効果があります。また、排出路の改善にも寄与し、眼内の流体の排出を促進します。

    このようにして、PGE1は緑内障患者の眼圧をコントロールし、視神経の損傷を防ぐのに役立ちます。

    ミケランLA点眼液2%の基本情報 - 処方薬事典 日経メジティカル –

    https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/13/1319701Q4020.html

    タプロス点眼液0.0015% – 参天製薬株式会社 –

    副作用

    1. 充血、目の痛み、目の異物感
    2. 目のまわりのアレルギー(かゆみ、腫れや赤くなる)
    3. 目のまわりが黒ずむ
    4. まつ毛が伸びる、まつ毛が多くなる
    5. 瞳の色が変化する
    6. まぶたのくぼみ

    https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/nattoku/tapros/info/

    参考

    1. 眼圧測定について – なんよう眼科クリニック –
    2. 緑内障の禁忌薬とは?使ってはいけない薬の種類や危険性に …

    編集履歴

    2021/11/13 はりきり(Mr)
    2022/02/27 追記: ミケランLA2%-自分自身に現れた副作用、初期症状の頃から更に4ヶ月で症状が進んだこと)
    2022/10/16 追記: タプロス点眼液0.0015%に関する情報、自覚した副作用
    2023/10/09 追記: 追加の点眼薬アイファガン(0.1%)で奏功し眼圧が下がった.2023春から屋外散歩,コーヒーを少し控える
    2025/03/02 追記: 禁忌薬の参考サイトを追記
  • [用語] 硝子体内投与 [2021/04/18]

    [用語] 硝子体内投与 [2021/04/18]

    硝子体内投与; 焼死体注射; intra-vitreal injection

    眼内の疾患の治療薬を投与する場合など、直接的な網膜への治療効果を期待する投与方法。
    眼球内を満たしているゼリー状のものに注射剤を投与すること。

    具体的な投与例としては、糖尿病などによる眼底での毛細血管の破裂とその再生が活発になっている症状に対して、血管再生因子を阻害する抗体医薬品の投与を、硝子体内投与で行われます。

  • [健康] 白内障 – 術後 – 3.5ヶ月後の経過状態 (体験記) – [2020/05/29]

    [健康] 白内障 – 術後 – 3.5ヶ月後の経過状態 (体験記) – [2020/05/29]

    ID16434

    はじめに

    体験記です。3.5ヶ月前に3泊4日で両面の白内障手術を受けました。3.5ヶ月後の状態を記録します。

    前提

    以下の記載は、術後5日後の記事に記載した内容と同じです。

    • 20歳代から「角膜変性症」だと言われていたが、治療法は無いと聞かされていたので、放置していた
    • 右目は、15年前に自然(以下、白内障手術の経過・関連記事「白内障-術後-5日後の経過状態」参照)なかたちで、網膜裂孔を起こして丸い穴が空いたため、穴がこれ以上広がらないようにレーザー固定術を受けている。
    • 網膜裂孔の際、眼底出血もあり、その残骸は硝子体混濁、若しくは、強い飛蚊症として後遺症が残っている。その残骸として、「輪っか状の影」と「ガーゼ状に見えるもの」が浮遊しているのが常時見えるようになった。残骸は、数年掛けて少なくなっていき、次第に視野に居座る確率が低くなり、見えやすくなっている。
    • 左目は、17年前にサッカーボールが真正面からあり、眼底(または眼内)出血して、その残骸が残っている。その時、町医者では網膜裂孔等の異常は無いと言われた。また、15年前の医者の見立てでは、網膜が剥がれる寸前のような状態であって、ラップを綺麗に貼れなかったような歪んだような波打った状態になっているとのこと。その時は、レーザー固定術は実施せず、その数年後に、レーザー固定術を行なっている。
    • 以上、13年前までには、両眼共に網膜剥離予防のために、レーザー固定術を完了している。
    • その後、数年かけて眼内の残骸が少なくなることで見えやすくなっていった後、事務作業での文字を見るに際し、継続的な視力低下を覚えていた。その自覚症状は、PC画面のコントラストが低いと感じこと、紙文書の文字を見る際、目を動かして、眼内に残る残骸を視界からどけながら見るという不自由が増加していったこと、および、白っぽく見える白内障の症状も加わってきた。
    • 以上の見え方に関わる要因は、以下の項目が考えられる
      • 角膜変性症 (点状角膜ジストロフィー)の悪化
      • 飛蚊症の悪化 (基本的には眼内での出血に由来すると考えている)
      • 白内障の進行
    • 霧の中、若しくは、ガーゼが掛かったような見え方に強く関係する要因は、

      「角膜変性」、「硝子体混濁」および「白内障」

      であると推察している
    • 字がにじむ、若しくは、焦点が合わない感覚に強く関係する要因は、

      「眼内の残骸」

      であると推定している。

    白内障手術の術前の見え方

    以下の記載は、術後5日後の記事に記載した内容と同じです。

    • 特に逆光では、霧の中、若しくはガーゼが掛かったような見え方をしていました。特に左目は、その具合が強かった。この症状は、左目の白内障の度合いが強かったためです。
    • 視野を邪魔する感覚に対しては、目を左右、又は、上下などに動かしてやると、一瞬視野が確保されるため、その瞬間は、文字がにじまずに、良く見えます。この症状は、眼内出血をしたことがあるため、その残骸が視野を邪魔している(硝子体混濁)ためです。

    術後3.5ヶ月・現在の見え方

    遠くを見る場合

    • 5日後 – 霧の中にいるような見え方は無くなり、鮮明に見えるようになりました。まさに、白っぽい黒ではなく、黒色は黒色に見えます。天然色が戻ってきたという感じです。景色をみ見るのが嬉しい。
    • 3.5ヶ月後 – 後発性白内障を懸念していましたが、3.5ヶ月後では、まだ大丈夫のようで。よくみえています。夕暮れ時の外の景色もよく見えています。暗いところは暗いことなりにはっきりして見えています。
    • 5日後 – 車を運転していて、逆光・順光を問わず、見え方の違いの差は少なくなり、よく見えている。
    • 3.5ヶ月後 – 日中の運転も白っぽい見え方で、ある意味アブかなったのですが、暗中模索のような恐る恐るの運転では無くなりました。余裕を見て運転できます。術前では、日中の信号が本当に見えずらく、遠くからは殆ど見えていませんでした。助手席の奥さんに、「この先の信号は何色」と聞いていたシチュエーションも多々ありましたが、今では、助手席の奥さんに確認するようなことは全くありません。ただし、硝子体混濁の残骸(ガーゼ状のものが浮遊)が、視界を遮る時がありますが、眼球を素早く動かすことで、中心視野からは移動してくれるので、それくらいのことであれば全然大丈夫です。

    近くを見る場合

    • 術後5日後 – 両目共に、「にじむ」、若しくは、「焦点が合わない」。そのため、文字を読みにくい。その具合は、特に左目に強いが、白内障に起因するものではなく「硝子体混濁」が原因であると考えていますが、術前より悪化したように感じられます。
    • 術後3.5ヶ月後 – 「にじむ」という症状は、随分改善されました。近くを見る時は、凸レンズ(老眼鏡)をかけますが、術後1ヶ月くらいでも、特に左目では、近くの焦点が合わず「にじむ」感じでしたが、現在は、右目はもちろんですが、左目も「にじまず」に焦点がほぼ合っています。術前より悪化したのではと心配していましたのが、両目でしっかり見ることができています。
    • 術後5日後 – 手術するまでは、遠くを見るのと同様に、近くを見る場合でも「霧の中」、若しくは「ガーゼがかかった」(紗がかかった)ような見え方でしたが、それは改善されて、「にじむ」ものの、はっきり見えるようになりました。右目の「網膜裂孔」に伴う「硝子体混濁」に関わるガーゼ状の浮遊物が、はっきり見えるようになった。
    • 術後3.5ヶ月後 – 硝子体混濁に関わる見え辛さについては、右目の網膜裂孔が酷かったことから、その残骸の「ガーゼ状」のものは、従前よりはっきり視認できる様になったと思われます。それは、白内障が無くなったことで、はっきり、くっきり見えているためと思われます。ここは、仕方ないと思って諦めました。

    まとめ

    白内障手術直後の3.5ヶ月後での見え方について記録ました。「安定するまで1ヶ月から3ヶ月かかる」とドクターから言われているので、その経過を記録しました。

    総評としては、最も懸念していた「にじむ」ことにより焦点が、どうしても合わないことについては、3.5ヶ月も経過して随分と改善していました。

    今日、改めて、術後5日後の見え方の議論を読み返しつつ、1~2ヶ月後の状態も思い出しながら、今の状態を確認してみましたが、随分改善していることに、今更に認知しました。最近の生活を思い出してみると、不自由さを感じていなかったことに気がつきました。記録は、取っておくものですね。

    以上

    編集履歴

    2020/05/29 はりきり(Mr)

  • [健康] 緑内障 – 治療ステップ  (眼圧由来と正常眼圧)[2021/10/11,2026/04/18 更新]

    [健康] 緑内障 – 治療ステップ (眼圧由来と正常眼圧)[2021/10/11,2026/04/18 更新]

    はじめに

    僕は,2021年の夏に緑内障(右目)になってから5年が経過したが,レイに漏れず視野の欠損は進行中で,右目の全視野の内の右上1/4領にとどまっているものの進行は止まっていない.

    眼圧が高いことによる緑内障の場合は,まだ,手術などの手段があるが,正常眼圧緑内障では余り後がない.というか劇的な効果のある治療法がまだ確立されていない.僕の場合は,正常眼圧緑内障なので,あまり後がない,ことになる.

    現在(2026/04/18),眼圧は正常眼圧範囲の15mmHg程度であり,現在の「ミケルナ」点眼により13程度に抑えられている.2025/11ごままでは,タプロス(版)とアイファガン(朝晩)を使っていたが,右目での中心部への「視野欠損」と「かすみ目」(点状角膜変性症をもっているので,角膜への影響が出たのかもと思った)が急に出てきたため「ミケルナ」に切り替えた.アイファガン点眼は,出てきた副作用であると考えられる結膜炎や「コロコロ感」で1週間程度の期間でこれまでに何度となく中断していた.

    (残っているアイファガンを点眼してみると,やはり角膜がコロコロする.もう,朝夕の2回点眼はできないな)

    タプロスは,ミケルナのPG成分で代替できるが,α2作動薬であるアイファガンはミケルナでは代替できないのが心配だ.
    緑内障治療薬 比較表

    項目タプロスアイファガンミケルナ
    主な成分タフルプロスト(PG製剤):プロスタグランジンF2α誘導体ブリモニジン(α作動薬);カルテオロール塩酸塩タプロスミケラン
    (配合剤):タフルプロスト+カルテオロール塩酸塩
    眼圧下降力非常に強い中等度非常に強い
    点眼回数1日1回(夜)1日2回(朝・夕)1日1回(夜)
    血流改善効果あり
    (視神経乳頭の血流増加)
    乏しい
    (血管収縮作用がある)
    非常に高い
    (タプロス+ミケランの相乗効果)
    直接の神経保護基礎研究レベル
    (酸化ストレス保護など)
    あり(報告が豊富)
    (網膜神経細胞を直接守る)
    基礎研究レベル
    (血流改善を介した保護が主)
    主な副作用まつ毛の伸長、まぶたの黒ずみ(色素沈着)アレルギー性結膜炎、眠気、めまい色素沈着、徐脈、喘息の悪化(β遮断薬の影響)
    特筆すべき点第一選択薬として最も一般的。酸化ストレスへの報告あり。**「直接的な保護」**を期待する場合の代名詞。**「血流改善」**のメリットを最大化した配合剤。

    アイファガン(成分名:ブリモニジン)とタプロス(成分名:タフルプロスト)は、どちらも緑内障治療で頻用されますが、その特性や「眼圧下降以外」の付加価値については明確な違いがあります。

    特に酸化ストレスや神経保護という観点を踏まえて比較します。

    1. 作用メカニズムと眼圧下降

    項目タプロス(PG関連薬)アイファガン(α2​作動薬)
    主な作用房水の排出(ブドウ膜強膜流出路)を促進房水の産生抑制 + 排出促進(デュアルアクション)
    眼圧下降力非常に強い(第一選択薬)中等度(単剤よりは追加で使われることが多い)
    点眼回数1日1回(夜)1日2回(朝・夕)

    2. 「神経保護作用」の考え方の違い

    どちらも「眼圧を下げる以外」の効果が期待されていますが、そのアプローチが異なります。

    • アイファガン(直接的な神経保護):アイファガンは、網膜の神経細胞にある受容体に直接働きかけ、細胞を死ににくくする**「直接的な神経保護作用(Neuroprotection)」**についての報告が非常に多い薬剤です。米国などの大規模な臨床試験(LoGTS)において、同じ眼圧下降率の他剤と比較して、視野の維持効果が高かったというデータがあり、神経保護を期待して選ばれる代表格です。
    • タプロス(血流改善による保護):前述の通り、タプロスは視神経乳頭の血流を増やす効果に優れています。血流が良くなることで二次的に酸化ストレスを軽減し、神経を守るというアプローチです。

    3. 副作用の比較(継続のしやすさ)

    ここが選択の大きな分かれ目になることが多いです。

    • タプロス:**PAP(パンダ目)**が主な課題です。まつ毛が伸びる、まぶたが黒ずむ、目の上が窪むといった、見た目の変化が起こりやすいです。ただし、全身への副作用は極めて稀です。
    • アイファガン:アレルギー性結膜炎(まぶたの腫れや痒み)が比較的高い頻度(約10〜15%)で起こります。また、稀に眠気やめまい、血圧低下などの全身症状が出ることがあります。

    4. 酸化ストレス・血流の観点からの使い分け

    • タプロスが向いているケース:
      • とにかく確実に眼圧を下げたい。
      • 血流不足が疑われる(冷え性、低血圧、正常眼圧緑内障など)。
      • 1日1回の点眼で済ませたい。
    • アイファガンが向いているケース:
      • 眼圧は下がっているのに、視野が進行してしまう
      • 眼圧下降に加えて、神経細胞を直接守る効果を上乗せしたい。
      • タプロス等のPG製剤でまぶたの色素沈着が気になる。

    緑内障

    緑内障は,120~150万個あるとされる「網膜神経節細胞;etinal ganglion cell, RGC」が一部で死滅した結果,その部分の視野が欠損する症状として現れます.従って,緑内障は治らない病気です.網膜神経節細胞は,種々の形体が見られるが,脳へ至る長い軸索を持つ共通する特徴がある.

    一般的に網膜と呼ばれる膜は,何層にもなっていて一層目の網膜細胞(錐体細胞と桿体細胞)で受けた情報を網膜神経節細胞が仲介し最終的に脳(視床,視床下部,中脳)に伝達される(2023/11/08).

    緑内障の説明とイラスト

    緑内障でダメージを受ける視神経の構造について、視覚的に理解しやすいよう図解のイメージを添えて解説します。

    視神経は単なる「一本の紐」ではなく、網膜から集まった約100万から120万本もの細い神経線維(光の信号を伝えるケーブル)が束ねられた、非常に精密な構造をしています。

    Image

    図.視神経の構造(by チャッピー)

    図の説明

    図中の主な漢字の読みと意味は以下のとおりです。

    緑内障の進行(りょくないしょうのしんこう)
    神経のダメージが進み、視神経乳頭のくぼみ拡大や神経線維の減少が目立つ状態です。

    視神経(ししんけい)
    目で受けた光の情報を、脳へ送る神経の束です。

    緑内障(りょくないしょう)
    視神経が少しずつ傷んで、見える範囲が狭くなっていく病気です。

    視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)
    網膜から集まった神経線維が、眼球の外へ出ていく「出口」です。眼底写真で重要な観察部位です。

    正常な視神経乳頭(せいじょうなししんけいにゅうとう)
    健康な状態の視神経乳頭です。中央のくぼみが適度で、周囲の神経の量が保たれています。

    陥凹拡大(かんおうかくだい)
    視神経乳頭の中央のくぼみが大きくなることです。緑内障で神経線維が減ると起こります。

    篩状板(しじょうばん)
    視神経乳頭の奥にある、神経線維が通る網目状の支持構造です。英語では Lamina Cribrosa と呼ばれます。

    網膜神経節細胞(もうまくしんけいせつさいぼう)
    網膜にある神経細胞で、その軸索が集まって視神経になります。緑内障ではこの細胞が障害されます。

    神経線維層(しんけいせんいそう)
    網膜神経節細胞から伸びた線維が走る層です。OCTで厚みを測る重要な部位です。

    圧迫・変形(あっぱく・へんけい)
    篩状板などの構造が眼圧などの影響で押され、形がゆがむことです。神経線維の障害につながります。


    表.視神経の構造に関する用語

    日本語名英語名
    視神経Optic nerve
    視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)Optic nerve head / Optic disc
    視神経乳頭陥凹(ししんけいにゅうとうかんおう)Optic disc cupping
    陥凹拡大(かんおうかくだい)Cupping enlargement
    網膜神経節細胞(もうまくしんけいせつさいぼう)Retinal Ganglion Cells (RGCs)
    篩状板 (しじょうばん)Lamina cribrosa
    視野Visual field
    光干渉断層計(検査機器)Optical Coherence Tomography (OCT)

    視神経の主な構造と緑内障の影響

    緑内障を理解する上で重要なポイントは以下の3つの部位です。

    1. 視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)

    眼球の奥にある、神経線維が束になって眼球の外へと出ていく「出口」の部分です。

    • 正常な状態: 綺麗なピンク色をしており、中心に少しだけ「くぼみ(陥凹:かんおう)」があります。
    • 緑内障の状態: 神経線維が死んで減少するため、この中心の**「くぼみ」が大きく、深く広がっていきます。** これを「視神経乳頭陥凹拡大」と呼びます。

    2. 篩状板(しじょうばん)

    視神経乳頭の底にある、コラーゲン線維でできた「網目状の膜」です。神経線維はこの網の目を通って脳へ向かいます。

    • 緑内障との関わり: 眼圧が高くなると、この網目状の組織が圧迫されて歪みます。すると、網の目を通っている神経線維や血管が締め付けられ、ダメージ(酸化ストレスや血流不全)を受けます。

    3. 網膜神経節細胞(神経線維層)

    網膜の表面に広がる神経の細胞です。ここから伸びる長い線維が集まって視神経を構成します。

    • 緑内障との関わり: OCT(光干渉断層計)という検査で見ることができる部分です。緑内障が進行すると、この神経線維の層が薄くなっていくのが確認できます。

    なぜ構造を知ることが大切か

    緑内障の治療(タプロスやアイファガンなど)の目的は、この精密な構造を守ることにあります。

    • 眼圧を下げる: 篩状板への圧力を減らし、物理的な変形を防ぐ。
    • 血流を良くする: 狭くなった網目の中で、神経に栄養を送る血管の巡りを助ける。
    • 神経を保護する: 酸化ストレスなどによって壊れやすくなった神経細胞そのものを強化する。

    視神経は一度壊れると再生しない組織であるため、これらの構造が「薄くなる」前に食い止めることが、治療の最大の目標となります。

    視神経の構造や、ご自身の検査結果(陥凹の大きさなど)について、主治医から具体的な説明を受けたことはありますか?

    網膜神経節細胞とその周辺に位置する組織細胞を描いた参考となる図 を検索しています

    回答を生成しています…網膜神経節細胞

    探す

    網膜神経節細胞とその周辺に位置する組織細胞を描いた参考となる図は、以下のようなものがあります。

    • 1 では、網膜の各層と神経細胞の配置を示しています。網膜神経節細胞は網膜の最も内側にあり、視細胞からの情報を受け取る双極細胞やアマクリン細胞とシナプスを形成しています。神経節細胞の軸索は視神経となって脳に伝達されます。
    • 2 では、神経節細胞の種類とその特徴を示しています。神経節細胞には、外側膝状体のP細胞に投射するMidget細胞、M細胞に投射するParasol細胞、K細胞に投射するBistratified細胞、視交叉上核に投射する光感受性神経節細胞などがあります。それぞれに応答速度や受容野の大きさ、色やコントラストの感度などが異なります。
    • 3 では、神経節細胞の軸索が視神経交叉でどのように分かれるかを示しています。神経節細胞の軸索は鼻側半分と耳側半分とでまとめられ、鼻側半分のものは反対側に、耳側半分のものは同じ側に投射されます。これにより、右視野の情報は左の外側膝状体で、左視野の情報は右の外側膝状体で処理されます。
    • 4(該当ページが無いためリンクを削除:2026/04/18)では、外側膝状体の構造と神経節細胞の投射先を示しています。外側膝状体は視床の一部で、6層の構造を持っています。1、2層に位置する神経細胞をM細胞、3、4、5、6層をP細胞、間にあるものをK細胞と呼びます。神経節細胞の投射先は、Midget細胞がP細胞層、Parasol細胞がM細胞層、Bistratified細胞がK細胞層になります。また、外側膝状体と同じ側に位置する目の情報は2、3、5層に、反対側の目の情報は1、4、6層に投射されます。
    • 5(該当ページが無いためリンクを削除:2026/04/18) では、網膜の内網状層の構造を示しています。内網状層は、双極細胞やアマクリン細胞と神経節細胞の樹状突起とがシナプスを形成する部位です。神経節細胞はオン型とオフ型に分かれ、オン型は双極細胞のオン型とアマクリン細胞のオフ型と、オフ型は双極細胞のオフ型とアマクリン細胞のオン型とシナプスを形成します。これにより、神経節細胞は中心周辺拮抗型の受容野を持ちます。

    Learn more1ja.wikipedia.org2human-cell.com3jstage.jst.go.jp4inami.co.jp5ganka.info6bing.com7js-brain.com8gettyimages.com

    • 緑内障の病名の由来 : 眼圧が急激に上がるなどする急性の緑内障を紀元前4~5世紀頃に古代ギリシャのヒポクラテスが「地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる」と記述しているところに由来とする説。東洋人では青くなることは少ない。
    • 一般的に眼圧が上がって発症すると言われてますが、日本人には当てはまるとは言えません。7割が正常眼圧の範囲内での正常眼圧緑内障と呼ばれています。しかし、治療法は眼圧を下げるしかなく目的は一つでその手段が手術や点眼の2択です。
    • 因みに、白内障は、レンズである水晶体が白く濁って白くなることから日本ではこの名称がついています。いずれにしても、見た目の命名であって発症の原因は異なります。

    メルマガ、150:なぜ緑内障と呼ぶか(緑内障の由来)- 新宿東口眼科医院 –

    https://www.shec.jp/mailmag/150/

    原因別

    • 隅角の詰まりによるもの
      • 原発閉塞隅角緑内障(げんぱつへいそくぐうかくりょくないしょう)
      • 発達緑内障(はったつりょくないしょう)
    • 房水の排出路の詰まりによるもの
      • 原発開放隅角緑内障(げんぱつかいほうぐうかくりょくないしょう)
    • 正常眼圧のもの
      • 正常眼圧緑内障(せいじょうがんあつりょくないしょう)

    40歳をすぎたら「正常眼圧緑内障」にご注意を, 2011

    https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/95.html

    緑内障 – EyeLife – より

    https://www.eyelifemegane.jp/v2/sick_glaucoma.php

    緑内障について詳細に纏められた資料があります。以下のリンクを辿ってみてください。

    緑内障で失明しないために (2019)

    https://www.akashi-shiminhosp.jp/pdf/person/person_20190808_2.pdf

    要因

    緑内障の要因は種々あると考えられており、多因子リスクの説が有力です。ストレス、低血圧、睡眠時無呼吸症候群などです。いずれも循環関係、すなわち血行不良などが原因となっているようです。

    また、強度近視の場合、緑内障の発症リスクは高くなることもわかっているようですが、強度近視は、眼軸の伸びることが原因であることも近年わかって来ています。更に、眼軸が伸びるのは、眼球の強膜の細胞における小胞体ストレスにより、強膜を作っているタンパク質に異変を来すことが原因であると、最新の研究で明らかにされています。

    眼軸が伸びることで、緑内障の発生にも関わっているのでは無いかとも言われています。すなわち、眼軸が伸びることで、眼底部の視神経周辺を圧迫し神経の栄養が悪化することで、神経が徐々に死んでゆくことで視野が欠けてくるという理屈です。

    検査

    • 眼圧検査
    • 隅角検査
    • 眼底検査
    • 視野検査

    緑内障の治療スフップ

    治療は基本的に、現状維持か進行速度の抑制です。生涯にわたってクオリティ・オブ・ライフ(QOL); 人生の質の向上をできるだけ目指すことになります。

    少し切実な話になります。それほど遠くない将来には、現在、開発が精力的に進められている遺伝子治療により、網膜を含めた眼底の組織の再生が可能になるかも知れませんが、現在は、対処療法で凌いで人生を全うすることになります。

    • 点眼 :
      • 正常眼圧 : 10〜21 mmHg
      • 眼圧上昇/視野障害 : 1種類から開始
      • 視野障害の悪化 : 2種類、3種類と増やしていく
      • 正常眼圧においてもプロスタグランジン製剤で効果がある
    • レーザー治療
      • レーザー線維柱帯形成術 (隅角光凝固術)
    • 観血的緑内障手術
      • 眼圧 : >15mmHg
    • 緑内障インプラント手術
      • Express(R) : ステンレス製のインプラント(2.6mm, 380μm)
    • 注記) : 正常眼圧のケースでは,治療法は現在存在していない.
      • 視神経など周辺の血流が不良であると考えられる場合は血流を改善する薬剤があるようです.
      • 「血流改善」の治療上の位置づけ
        緑内障治療において血流改善が「規定(治療の柱)」として語られる理由は、以下の**「血管説」**に基づいています。
      • 機械的圧迫説: 眼圧が高いために神経が押し潰される。
      • 血管説(血流不全説): 血流が悪いために神経が栄養不足・酸欠になり、酸化ストレスが発生して死滅する。
        もし、眼圧を十分に下げても視野が欠け続ける場合、医師は「血管説」へのアプローチとして、これら血流改善効果のある薬剤へ切り替えたり、追加したりすることを検討します。
      • 補足: > 最近では、サプリメント(例:カシスアントシアニン、ギンコビローバ、赤ショウガ抽出物など)においても、視神経乳頭血流を改善し視野維持に寄与する可能性が研究されています。
      • タプロス点眼(成分名:タフルプロスト)において、本来の薬効である眼圧下降作用とは別に、**酸化ストレスから細胞を保護する効果(視神経保護作用)**を示唆する報告は複数存在します。
      • 特に、緑内障の進行に関与する「酸化ストレス」や「血流障害」に対するポジティブな研究データが、基礎研究(細胞・動物実験)を中心に報告されています。

    以上

    参考文献

    緑内障について -Santen –

    1. ストレスをためない
    2. 規則正しい食生活
    3. 適度な運動
    4. 急速な水分補給をしない

    https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/nattoku/about-gla/

    さくらい眼科

    https://www.sakurai-eyeclinic.jp/content3.html

    2. 視神経を強化する緑内障予防法

    首の指圧について書かれている

    【血流を改善して緑内障予防】血管指圧で血管を直接刺激する方法 | 緑内障社長の目に良い日記 – 緑内障・視野欠損の不安に負けず生きる方へ (cjnext.com)

    編集履歴

    2020/03/30 はりきり(Mr)
    2021/10/11,追記(病名の由来)
    2021/01/03,追記(要因は多因子のリスク)
    2023/11/08,追記(具体的に損傷する組織細胞名)
    2026/04/18,リンク切れのリンクを削除,はじめに,イラスト,注記を追加
  • [健康] 白内障 – 術後(体験) – 2週以降の経過・日常生活のまとめ – ID12705 [2020/04/17]

    [健康] 白内障 – 術後(体験) – 2週以降の経過・日常生活のまとめ – ID12705 [2020/04/17]

    日常生活で気付いた点

    今後、術後の投稿をこの記事内でアップデートする形にします。アップデートがなくなった時は、私自身の気持ちが納得したと言うことになると思っています。

    編集履歴

    2020/03/27 はりきり(Mr)にる記録

    4/16、 ここ2週間(4/13と4/13の週)は、半分以上がテレワークで自宅に篭(こも)りキリでした。PCの画面を見ているか、TVを見ているか、iPadを見ているか、目を休ませていないことに、改めて気づきましたが、どうしましょうかね。

    4/17、 手術医の検診の日。左目の視力が上がらない事について、「角膜変性症」と「硝子体の後嚢」も関係すると思っているが、「眼底や眼内の濁り」の異常はないかドクターに聞いてみた。眼底には特に異常はなく、眼内の濁り(出血の残骸)による見づらさよりは、「角膜変性症」によるものが大きいと考えられるとのことだった。継続していた点眼は、4/17を持って自己判断により中止することにした。日常生活に戻ります。

    4/18、 日用品を買いに、近所のホームセンターに行った。2FにはEDIONがあり、家電量販店店内の照明は一般的に明るいのだが、白内障には優しく無かった。術前では、白っぽくて奥の方どころか、少し先の商品なども見えにくい程だった。術後は、店内の端まで見渡せるし、なにがあるのかも認識できるくらいに見えていると感じる。左目の見づらさについて、少し分かったことがある。日中、車で走っている時、前の車のテールランプが点灯したとき、右目に比べて多く何重にも見えている。以前から持っている乱視によるものとも考えられるが、後嚢の濁りによるものか、角膜変性症によっても、濁った部分での光の屈折が偏ったりすると乱視の症状も出ると考えられるので、これらが原因であるとも考えられる。

    4/19、 手術直後に、車の運転をして景色を見た時のあの感動は、現在はでは薄れてしまった。逆に、硝子体の混濁(網膜裂孔による出血の残骸)がよく見える分、以前より邪魔に感じる。しかし、以前よりは確実によく見える感じる。見えずさは定性的であり主観的であるようだ。今後は、後発性白内障の進行を注意しなければならない。継続して観察する必要があると思っている。

    白内障手術の術前/術後

    以下、白内障手術の前後で異なったこと列挙しました.

    • 白っぽい黒色は、黒色になった
    • 日中の車の運転で、フロントガラスの曇りが気になり、フロントガラスの新品への交換も考えるほどであったが、フロントガラスの曇りを感じることはなくなった。
    • 夜間の車の運転で、外灯が明るく見える
    • 夜間の車の運転で、対向車のライトによるハレーションが低減したことで「ホワイトアウト」が劇的に低減され、黒は黒に見えることも加わり、目下・遠方も含めてよく見えるようになり、側道を走る無灯火の自転車の発見が早くできるようになった.
    • 夜間の車の運転で、信号待ちで停車する際、前方の車のブレーキによる赤色のテールランプの発光輝度が増加した時、その赤色の光のハレーションにより、ランプ周りの景色が「ホワイトアウト」する現象が劇的に少なくなった。

    術後の検診

    術後(左目は11日目、右目は9日目)検診での視力

    日付受診右目 (矯正)左目 (矯正)眼圧備考
    3/27白内障治療(0.9)(0.7)両眼: 38術後診療、ステロイド中心、眼圧低下点眼2種
    3/31白内障治療15, 16眼圧正常化、眼圧低下点眼1種に。
    4/3掛付医両眼: 15セカンドオピニオン: 左目のかすみがあり視力が上がらないことについて、顆粒状角膜変性は中心視野にあるが、それよりも水晶体嚢の後嚢の濁りの方が主な原因との見立てを伺った
    4/17手術医(0.9)(0.8)当てずっぽな検査の結果

    術後から約10日後までの点眼

    薬剤名効能機能参考備考
    レボフロキサンシン・点眼液・1.5%朝・昼・夕最近感染予防広範囲抗菌点眼剤KEGG継続
    ベタメタゾンリン酸エステル・0.1%点眼朝・昼・夕手術後の炎症を和らげる眼科、耳鼻科用合成副腎皮質ホルモン製剤KEGG3/27で中止
    ブロナック点眼液0.1%朝・夕手術後の炎症を和らげる非ステロイド性抗炎症点眼剤KEGG継続

    術後、約10日後(3/27)から新たに開始する点眼、4/17まで。

    薬剤名効能機能参考備考
    フルメトロン点眼液0.1%朝・夕炎症を抑える抗炎症ステロイド水性懸濁点眼剤KEGGベタメタゾンの代わりに使用開始
    コソプト配合点眼液朝・夕眼圧を下げる炭酸脱水酵素阻害剤/β-遮断剤配合剤, 緑内障・高眼圧症治療剤KEGG新規・継続
    グラナテック点眼液0.4%朝・夕眼圧を下げるRhoキナーゼ阻害薬, 緑内障・高眼圧症治療剤KEGG副作用(充血), 3/27~3/31、眼圧正常になったので離脱
    4/17以降、点眼は中止して、日常生活に戻ることにした。

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    解説

    解説1:レンズの安定化

    視力の安定について、ドクターに質問したところ、その機序は以下の通りの説明でした。
    水晶体を除去して残った水晶胎嚢(以下、袋という)に人工レンズを挿入しているが、最初は、袋の中でレンズが多少動くため安定していないため、視力が安定しない。時間が経ってくると、袋がレンズに密着することで、レンズの位置は安定する。

    以上

  • [健康] 白内障 – 術後(体験) – 1週間後の経過を診て点眼液の変更 – ID12577

    [健康] 白内障 – 術後(体験) – 1週間後の経過を診て点眼液の変更 – ID12577

    術後の検診

    術後(左目は11日目、右目は9日目)の検診では、術後退院前の時点より、視力が出てきました(解説1)が、眼圧が38と高かったため、原因と考えられる副腎皮質ホルモン点眼液を中止して、弱い点眼液に変更する事になりました。

    • 右目 0.9 (矯正)
    • 左目 0.7 (矯正)
    • 矯正とは、レンズなどで最大限度、近視の場合は遠くを見ることができる状態にすること。
    編集履歴
    2020/03/27 はりきり(Mr)

    術後から約10日後までの点眼

    薬剤名効能機能参考備考
    レボフロキサンシン・点眼液・1.5%朝・昼・夕最近感染予防広範囲抗菌点眼剤KEGG継続
    ベタメタゾンリン酸エステル・0.1%点眼朝・昼・夕手術後の炎症を和らげる眼科、耳鼻科用合成副腎皮質ホルモン製剤KEGG3/27で中止
    ブロナック点眼液0.1%朝・夕手術後の炎症を和らげる非ステロイド性抗炎症点眼剤KEGG継続

    術後、約10日後から新たに開始する点眼

    薬剤名効能機能参考備考
    フルメトロン点眼液0.1%朝・夕炎症を抑える抗炎症ステロイド水性懸濁点眼剤KEGGベタメタゾンの代わりに使用開始
    コソプト配合点眼液朝・夕眼圧を下げる炭酸脱水酵素阻害剤/β-遮断剤配合剤, 緑内障・高眼圧症治療剤KEGG新規
    グラナテック点眼液0.4%朝・夕眼圧を下げるRhoキナーゼ阻害薬, 緑内障・高眼圧症治療剤KEGG新規

    解説

    解説1:レンズの安定化

    視力の安定について、ドクターに質問したところ、その機序は以下の通りの説明でした。
    水晶体を除去して残った水晶体嚢(すいしょうたいのう、以下、袋という)に人工レンズを挿入していますが、最初は、袋の中でレンズが多少動くため安定せず視力が安定しない。時間が経ってくると、袋がレンズに密着(癒着という)することで、レンズの位置は安定する。

    以上

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    [健康] 白内障 – 術後合併症 (まとめ) – 前嚢収縮、後発白内障、レンズの偏位・脱臼、IOL混濁 – ID12495 [2020/05/09]

    白内障手術

    白内障の手術は、水晶体を人工の眼内レンズ (intraocular lens : IOL)に置き換えることで行います。切開する部位は、黒目と白目の境界部分を2mm程度の大きさで、3カ所切開し、水晶体を砕いて吸い出した後、折り畳んだ合成樹脂製の人工レンズを挿入し、水晶体を包んでいた水晶体嚢の内側で広げて固定します。固定は、支持部と呼ばれる羽状の部分が水晶体嚢内を支えます。

    レンズについて

    レンズの種類

    文献2から拝借しました。色々な形のものがあります。

    図1. 眼内レンズの色々

    レンズの素材

    昔は、硬いアクリル樹脂のPMMA (ポリメタクリル酸メチル樹脂; Polymethyl methacrylate)使われていました。次にシリコン、最近では、折り畳める柔らかいアクリル樹脂(PMMA2やPMMA3などと呼ばれている)が使われてるようになり、手術時の切開は小さくできるようになりました。

    レンズの構造

    丸い部分がレンズ部(工学部)です(図1)。2つの羽は支持部と言います。レンズ部と支持部が同じ素材でできているものと、異なる素材でできているものがあります。

    白内障手術後の合併症

    参考文献1をもとに合併症について以下にレビューしました。

    視界が眩しく感じる 青く見える

    加齢の場合の白内障では、水晶体が黄色に着色していることで、術前では赤っぽく見えています。無色透明の人工レンズに置き換えることで、眩しく見えたり、青く見えたりしますが、それは正常であり、慣れてきます(文献6)。

    コロコロする クシャクシャする

    白内障手術では、白目と黒目の間に手術用の穴を3箇所あけているため、その傷がなおるまでは、症状が続きます。時間とともに改善します(文献6)。

    一過性眼圧上昇

    白内障が高度に進行していたり、もともと緑内障やぶどう膜炎がある場合など、術後に眼圧が上がる方がいるようです(文献6)。

    (私の場合も、術後の直後から、1週間後まで、眼圧が32~38mmHgと高い状態でした。途中、ステロイド剤の変更と、眼圧を下げる点眼液を追加しました)

    飛蚊症 (硝子体混濁)

    手術によりよく見えるようになったことで、気になることがあります。ただし、別の要因で飛蚊症が増えることもあるため、医師の診断を受ける必要があるとのことです(文献6)。

    前嚢収縮

    症状

    • 前嚢収縮とは、切開した部分の白濁により、円状に視野の狭窄が進む。
    • 術後3ヶ月以内で進行することが多い
    • なり易い持病
      • 落屑症候群
      • 網膜色素変性症
      • 糖尿病
    • 原因は、水晶体上皮細胞(lens epithelial cell : LEC)の増殖
    • 専門的には、水晶体上皮細胞は本来、脱核すること、クリスタリン蛋白質をつくることで、透明性を発揮するのですが、前嚢収縮においては、形質転換して間葉系細胞になることで、本来の透明性を発揮できなくなるとのこと。

    治療

    • Nd : YAG (ネオジウム・ヤグ)レーザーによる線維部分の切開。

    後発白内障

    後発白内障は、白内障の治療手術により水晶体を取り除いた後に起こります。水晶体を包んでいる袋にどうしても取り除けず残っていたLECが増殖することが原因です。

    症状

    • 残存したLECの再増殖による再混濁
    • 早期の繊維化もあるが、殆ど長期間をかけて線維化が進む
      • 5年で20%の発症率
    • なり易い持病
      • 糖尿病
      • ぶどう膜炎
      • アトピー性皮膚炎
      • 先天白内障
      • 強度近視
    • IOL工学部エッジをシャープにすると発症率が低下する
    • IOLと後嚢の接着性を高めて予防性を上げる。接着性とは一般的に癒着といいます。

    治療

    • Nd : YAG (ネオジウム・ヤグ)レーザーによる線維部分の切開。
    • 合併症
      • 眼圧上昇(術前点眼で予防)
      • 飛蚊症
      • 網膜剥離
      • 人工レンズのキズ

    後嚢切開術の説明

    https://www.kobe-kaisei.org/patient/introduct/medical/ophthalmology/ophthalmology09/

    眼内レンズ偏位・脱臼

    症状

    • 発生頻度は3%
    • 術後早期では
      • 水晶体嚢破損によるもの
      • Zinn(チン)小帯断裂による固定不良(文献5)
    • 術後3ヶ月移行では
      • IOLが嚢ごと脱臼するケーズが多い
    • なり易い持病
      • 落屑症候群 (文献4)
      • 網膜色素変性症
      • 高度近視
      • 外傷
      • 硝子体手術後の例も散見

    治療

    • 術式は煩雑
      • IOLの摘出
      • 新しいIOLの逢着または、強膜内固定

    眼内レンズ混濁

    症状

    • カルシウム沈着 (親水性IOL工学部にリン酸カルシウム沈着): 著しい視力低下
    • グリスニング (水層分離、生体内の温度変化によるIOLの変質: 疎水性アクリル素材の給水率の変化), 1~10μmの水分子
    • ホワイトニング (sub-surface nano glistening, 水層分離現象と言われる), 100nmの水分子、式のうに対する影響は少ない。

    治療

    • カルシウム沈着: IOL摘出交換
    • グリスニング, ホワイトニング : IOL摘出交換は少ない

    まとめ

    白内障は、高性能な手術機器や眼内レンズが日々開発され、手術自体は15分程度、手術室に入ってからの消毒などの準備を含めると30分程度で完了する、非常に簡便な治療になりました。

    しかし、その後の合併症などもあるため、定期的な検診は必要です。今回、私自身が白内障治療を経験したことを契機に、どのような合併症があるのかについてまとめました。ご参考になれば幸いです。

    以上

    編集履歴

    2020/03/22 はりきり(Mr)
    2020/03/30 追記 (一過性眼圧上昇などの後遺症関連)
    2020/05/09 追記 (まとめ)、文言整備

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    参考

    文献1

    白内障術後合併症, 松島博之, 日本白内障学会誌 29:65~68, 2017

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/cataract/29/1/29_09-016/_pdf/-char/ja

    文献2

    白内障と白内障手術

    http://www.asahi-net.or.jp/~PD2K-NIM/intraocularlens/

    文献3

    水晶体における創傷治癒とインテグリン発現の変化, 1999-2000, KAKEN
    “アクリル製レンズには他のレンズに比較して、ファイブロネクチンなどの細胞外基質が有意に付着しやすいと報告されており、以前の結果と合わせて考えると細胞外基質が水晶体上皮細胞の線維芽細胞様変化に密接に関わっていることが判明した。“

    https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-11771074/

    文献4

    落屑症候群 (らくせつしょうこうぐん, exfoliation syndrome)
    高齢者の水晶体前面や虹彩の瞳孔縁に灰白色のふけ様落屑を生じる原因不明の疾患子ある。ふけ様落屑そのものは視機能に直接の影響を与えないが,落屑症候群患者では難治性の緑内障を伴うことが多い。

    https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1410900095

    文献5

    手術時に「断裂リスク」が…チン小帯が弱る3つの原因とは?
    Zinn小帯に関する文献。毛様体と水晶体嚢を繋いでいる紐状のもの。昔、私が中学生の頃に覚えたのは、「毛様体筋」でした。

    https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1410900095

    文献6

    白内障・眼内レンズ手術 – ISHINKAI GROUP – より

    https://www.ocular.net/treatment/cataract/symptom.html

    文献7

    白内障の手術に関する、よくある質問 – 森井眼科医院 – より
    人工レンズの寿命、術後の点眼期間

    https://morii-ganka.jp/operate/cataract/cataract05.html
  • [健康] 白内障 – 術後 – 5日後の経過状態 (体験記) – ID12412 [2020/05/09]

    [健康] 白内障 – 術後 – 5日後の経過状態 (体験記) – ID12412 [2020/05/09]

    はじめに

    体験記です。昔の記憶を辿りながら、白内障手術にいたるまでの今日までの目にまつわる記録、及び、白内障手術後5日後までの状態の経過を記録しました (2020/03/21)。

    なお、白内障手術の記録は、以下の記事をご覧ください。

    前提

    • 20歳代から「角膜変性症」だと言われていたが、治療法は無いと聞かされていたので、放置していた
    • 右目は、15年前に自然(解説1)なかたちで、網膜裂孔を起こして丸い穴が空いたため、穴がこれ以上広がらないようにレーザー固定術を受けている。
    • 網膜裂孔の際、眼底出血もあり、その残骸は硝子体混濁、若しくは、強い飛蚊症として後遺症が残っている。その残骸として、「輪っか状の影」と「ガーゼ状に見えるもの」が浮遊しているのが常時見えるようになった。残骸は、数年掛けて少なくなっていき、次第に視野に居座る確率が低くなり、見えやすくなっている。
    • 左目は、17年前にサッカーボールが真正面からあり、眼底(または眼内)出血して、その残骸が残っている。その時、町医者では網膜裂孔等の異常は無いと言われた。また、15年前の医者の見立てでは、網膜が剥がれる寸前のような状態であって、ラップを綺麗に貼れなかったような歪んだような波打った状態になっているとのこと。その時は、レーザー固定術は実施せず、その数年後に、レーザー固定術を行なっている。
    • 以上、13年前までには、両眼共に網膜剥離予防のために、レーザー固定術を完了している。
    • その後、数年かけて眼内の残骸が少なくなることで見えやすくなっていった後、事務作業での文字を見るに際し、継続的な視力低下を覚えていた。その自覚症状は、PC画面のコントラストが低いと感じこと、紙文書の文字を見る際、目を動かして、眼内に残る残骸を視界からどけながら見るという不自由が増加していったこと、および、白っぽく見える白内障の症状も加わってきた。
    • 以上の見え方に関わる要因は、以下の項目が考えられる
      • 角膜変性症 (点状角膜ジストロフィー)の悪化
      • 飛蚊症の悪化 (基本的には眼内での出血に由来すると考えている)
      • 白内障の進行
    • 霧の中、若しくは、ガーゼが掛かったような見え方に強く関係する要因は、

      「角膜変性」、「硝子体混濁」および「白内障」

      であると推察している
    • 字がにじむ、若しくは、焦点が合わない感覚に強く関係する要因は、

      「眼内の残骸」

      であると推定している。

    白内障手術の術前の見え方

    • 特に逆光では、霧の中、若しくはガーゼが掛かったような見え方をしていました。特に左目は、その具合が強かった。この症状は、左目の白内障の度合いが強かったためです。
    • 視野を邪魔する感覚に対しては、目を左右、又は、上下などに動かしてやると、一瞬視野が確保されるため、その瞬間は、文字がにじまずに、良く見えます。この症状は、眼内出血をしたことがあるため、その残骸が視野を邪魔している(硝子体混濁)ためです。

    術後5日・現在の見え方

    遠くを見る場合

    • 霧の中にいるような見え方は無くなり、鮮明に見えるようになりました。まさに、白っぽい黒ではなく、黒色は黒色に見えます。天然色が戻ってきたという感じです。景色をみ見るのが嬉しい。
    • 車を運転していて、逆光・順光を問わず、見え方の違いの差は少なくなり、よく見えている。

    近くを見る場合

    • 両目共に、「にじむ」、若しくは、「焦点が合わない」。そのため、文字を読みにくい。その具合は、特に左目に強いが、白内障に起因するものではなく「硝子体混濁」が原因であると考えていますが、術前より悪化したように感じられます。
    • 手術するまでは、遠くを見るのと同様に、近くを見る場合でも「霧の中」、若しくは「ガーゼがかかった」(紗がかかった)ような見え方でしたが、それは改善されて、「にじむ」ものの、はっきり見えるようになりました。
    • 右目の「網膜裂孔」に伴う「硝子体混濁」に関わるガーゼ状の浮遊物が、はっきり見えるようになった。

    まとめ

    白内障手術直後の5日後での見え方について記録ました。「安定するまで1ヶ月から3ヶ月かかる」とドクターから言われているので、今後は、その経過を記録したいと思います。この5日後の見え方は、その1ヶ月から3ヶ月の時点での基準となる指標となります。

    以上

    編集履歴

    2020/03/21 はりきり(Mr)
    2020/05/09 文言整備

    解説

    解説1

    網膜裂孔になる原因としては、加齢による生理現象が起因する場合があります。加齢と共に、硝子体は退縮して小さくなっていきます。これは、生理現象です。硝子体と網膜は密着していますが、硝子体が退縮する際、網膜との接合面が、綺麗に分離できればよいのですが、癒着が強い場合には、網膜ごと持っていきます。

    それが網膜裂孔(部分的であれば剥離と言わないらいしい)に繋がります。その接合面は円形であるため、網膜裂孔の後は、輪っか状の飛蚊症が現れることが多いとのことです。

    私の場合は、大きな穴が開くと共に、大した量ではありませんでしたが、出血も伴いました。出血すると、残骸に視野を塞がれるため予後がよくありません。

  • [用語] LEC; lens epithelial cell ; 水晶体上皮細胞

    [用語] LEC; lens epithelial cell ; 水晶体上皮細胞

    LEC; 水晶体上皮細胞 (lens epithelial cell)