【結論】
(2026-02-04 JST)ご指定の「同様の形式(=標的・作用タイプ・“細胞を殺す/枯渇”・副作用の強弱目安)」に、開発会社(開発元)/日本の製造販売等の項目を追加して IgG4関連疾患(IgG4-RD)の抗体医薬を表で更新しました。
なお、田辺ファーマ(田辺三菱製薬)が2025-11に承認を受けたIgG4-RDの抗体医薬は「ユプリズナ(イネビリズマブ)」で、“別の新規抗体が追加承認された”というより、同剤の適応追加です。
【根拠】(IgG4-RD:抗体医薬まとめ表・開発会社列を追加)
※「強い/弱い」は “細胞枯渇(殺す)設計かどうか”に限定した目安です。実際の安全性は、ステロイド併用量、感染既往、HBV既往などで大きく変わるため、個別判断は専門家に確認が必要です。
| 標的 | 一般名(代表販売名) | 作用タイプ | 細胞を“殺す/枯渇”設計? | 副作用の“強弱”目安(この観点) | 重要な副作用・注意点(例) | 開発会社(開発元) | 日本(製造販売等)/承認状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CD19(B細胞系) | イネビリズマブ(ユプリズナ/UPLIZNA) | B細胞枯渇(depletion):CD19陽性B細胞(プラズマブラスト等を含み得る)を標的 | はい | 相対的に強い側 | 感染症、注入時反応、低γグロブリン血症等。投与前HBV評価などがラベルで重要。 | 導入元/開発元としてアムジェンが明記(田辺三菱製薬発表) | 田辺三菱製薬:2025-11-20に「IgG4-RD再燃抑制」の適応追加承認 |
| CD20(B細胞) | リツキシマブ(Rituxan 等) | B細胞枯渇(depletion):CD20陽性B細胞を標的 | はい | 相対的に強い側 | HBV再活性化、PML、重篤な投与時反応などが重大リスクとして強調される(製剤ラベル)。 | (一般情報として)Genentech/Roche系の抗CD20抗体として流通(ラベルで製造販売情報が確認可能) | IgG4-RD適応としては(一般に)オフラベル言及が中心(総説で治療選択肢として言及) |
「田辺ファーマが2025/11に承認を受けた抗体医薬」の扱い
- 田辺三菱製薬の公表では、2025-11-20にユプリズナ(イネビリズマブ)のIgG4-RD再燃抑制で適応追加承認を取得、と明記されています。
- よって、表に「追加」すべき“別名の抗体”があるのではなく、ユプリズナ行に「日本での承認(2025-11-20)」を明確に追記するのが正確です。
【注意点・例外】
- “細胞を殺す=副作用が強い”は概念として有用ですが、IgG4-RDではステロイド併用・既往感染(結核/HBV等)・高齢などで現実のリスクが大きく変わります。専門家に確認が必要です。
- 上表は「IgG4-RDに関して、抗体医薬としてエビデンス/公表が明確なもの」を中心に整理しています。地域(日本/米国/欧州)で承認状況が異なり得るため、運用時は必ず各国の公的資料(添付文書・審査情報)をご確認ください。
【出典】
- 田辺三菱製薬(日本語/英語ニュース):ユプリズナのIgG4-RD再燃抑制での適応追加承認(2025-11-20)
- Reuters:米国FDAでUPLIZNAがIgG4-RD治療として承認(2025-04-03)
- DailyMed:リツキシマブ製剤の重大な安全性情報(HBV再活性化、PML等)
- 総説(治療選択肢としてリツキシマブ等に言及)

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