カテゴリー: HEALTH

  • [健康] 疾患名: 心アミロイドーシス – アントニオ猪木さんが公表  [2022/05/31]

    [健康] 疾患名: 心アミロイドーシス – アントニオ猪木さんが公表 [2022/05/31]

    老人班

    アミロイドーシスとは、タンパク質が不溶性となり凝集し線維状になって組織に沈着する症状を言います。原因となるタンパク質は、様々にあります。

    老人斑は、アミロイドーシスを意味し、そのアミロイドーシスには全身性、心臓などさまざまな部位に発症することで特別な呼び方がされます。脳にアミロイドーシスが蓄積する場合はアルツハイマーが発症します。

    お年寄りの顔や頭にシミが見られるものを老人斑と呼んでいました。今ではその原因物質がわかってきて、様々な臓器や部位に沈着することがわかっています。いろいろな類型に分類されています。

    老人飯(No.28)

    https://plaza.umin.ac.jp/jikei-np/introduction/gallery-17.html

    アミロイドーシスに関する調査研究

    https://www.nanbyou.or.jp/entry/1554

    以下の自治医大には、「正常加齢では、典型的老人斑が目立つが、アルツハイマー型認知症では、びまん性老人斑や原始老人斑が多数認められる」とあるように、病的なものと正常なものがあります。

    全身性のアミロイドーシスは難病指定になっています。

    全身性網ロイドーシス

    https://www.nanbyou.or.jp/entry/45

    心アミロイドーシス

    アントニオ猪木さん

    心アミロイドーシスは、難病指定の病気です。アントニオ猪木さんが、数年前から息苦しさを感じており、昨年診断されたと語っています(2020/07/27 by Mr. Harikiri)。

    数年前にPfizerが、心アミロイドーシスの治療薬「ビンダケル」を開発しています。日本でも承認されており、1錠4万円を超えます。アントニオ猪木(77歳)さんは、1日4錠を服用していると言われています。

    「燃える闘魂」、僕は、現役時代のすごさを知る世代です。「猪木ボンバイエ」は、モハメッドアリのテーマでしたが、友情の証として猪木さんに贈られたと伝え聞きます。

    こぼんさんも

    関西の漫才コンビ「おぼん・こぼん」のこぼんさんが、全身性アミロイドーシスであることが、2022/03/25に報道されました。全身性アミロイドーシスと報道されており、既に心臓にも影響が出ているとのことです。僕も関西人なので関西漫才は学校も行かずにTVで見ていたので全盛期を良く知っています。最近、コンビ復活され再ブレークされているので、闘病生活にも活力が出てきて頑張られることとねがっています。

    ビンダケル

    分子量 503.33

    ビンダケル – KEGG –

    薬価、その他情報

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00062034

    肝臓が産生する「トランスサイレチン」が心臓に沈着することで、心筋が弱る難病です。10万人あたり0.6人程度と言われていますが、ここ最近この病気についてわかって来ているもので、日本での心臓病患者にも一定数の心アミロイドーシスの患者さんがいると思われます。

    アントニオ猪木が難病を告白 喜寿を迎え「心アミロイドーシス」との闘い, news.nifty.com より

    https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12280-739853/

    トランスサイレチン

    トランスサイレチン(TTR)は、プレアルブミンとも呼ばれますが、アルブミンとは直接関係はありません。

    分子量14kDa, 血中では4量体を構成し、チロキシンとレチノール結合タンパク質の輸送を担っています。変異を受けやすく100種以上の変異が見つかっているようです。

    昔の電気泳動分析において、アルブミンというタンパク質よりも早く(陽極側に)泳動されたことから、そう呼ばれていました source

    半減期が短く、肝臓機能の状態を表し、肝炎などで肝機能が低下してしている場合は、プレアルブミンは低値を示します。

    アミロイドーシスでは、プレアルブミンのアミノ酸の変異が生じています。

    トランスサイレチンとアミロイドーシス

    http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/80-08-06.pdf

    トランスサイレチン(プレアルブミン)

    http://uwb01.bml.co.jp/kensa/search/detail/3802556

    トランスサイレチン(プレアルブミン)

    https://primary-care.sysmex.co.jp/speed-search/index.cgi?c=speed_search-2&pk=268

    アミロイドβの立体構造バリエーション

    https://www.abcam.co.jp/neuroscience/beta-amyloid-in-alzheimers-disease-conformational-variation-1

    Number web

    https://number.bunshun.jp/articles/-/853336

    編集履歴

    2020/07/27, アントニオ猪木さん
    2022/03/25, おぼんこぼんのこぼんさん
    2022/05/31, 追記(老人班)

  • [Vc] Moderna – COVID-19 ワクチン臨床(Phase 3の中間結果は94.5%の有効性を示した – ID19527 [2020/11/16]

    [Vc] Moderna – COVID-19 ワクチン臨床(Phase 3の中間結果は94.5%の有効性を示した – ID19527 [2020/11/16]

    ID19527

    ワクチンの臨床結果による有効性の比較

    世界の製薬企業であるPfizer, ModernaおよびAstrazenecaの臨床試験の成績の比較は、以下のをご参考にしてください。

    Moderna社のCOVID-19/Phase I Preliminary Report

    COVID-19ワクチン

    Modernaが開発しているmRNAを用いたCOVID-19ワクチンの臨床結果について途中結果が出ています。

    • 2021/05/23, インド変異株(デルタ株)に対する有効性について、1摂取では、AstrazenecaとPfizerとも33%, 2回摂取でAstrazenecaは60%, Pfizerは88%であると、イングランド公衆衛生庁(PHE)が発表, BBC News(ファイザー製とアストラゼネカ製ワクチン、2回接種でインド型変異株に有効=英研究, 2021/05/23))
    • 2020/12/17, mRNA-1273の臨床結果の詳細 : 3つの年齢層にわたる4つの用量レベルのmRNA-1273の安全性と免疫原性を評価、有効性の評価では94.1% (Vaccine Efficacy)と評価された。
      • Study 101
        • デザイン : 非盲検の進行中の第1相用量設定試
        • 結果 : フェーズ2およびフェーズ3の研究で使用される100μgの用量の推奨容量を得た
      • Study 201
        • デザイン : ランダム化プラセボ対照の安全性および免疫原性試験
        • 結果 : 大規模な第3相試験である試験301の開始をサポートする追加の安全性データを取得
      • Study 301
        • デザイン: 30,000人以上で、有効性、安全性、および免疫原性評価、ランダム化プラセボ対照試験

    MRNA-1273 SPONSOR BRIEFING DOCUMENT VACCINES AND RELATED BIOLOGICAL
    – MEETING DATE: 17 DECEMBER 2020 AVAILABLE FOR PUBLIC RELEASE –

    https://www.fda.gov/media/144452/download

    • 2020/11/16, Phase 3(30,000人以上を予定)の中間結果(95人に実薬投与、90人プラセボ)、94.5%の有効性が示された。2020年末までに、2,000万回分の提供を予定している source

    HomePage

    An mRNA Vaccine against SARS-CoV-2 — Preliminary Report

    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2022483

    • 2020/07/14
    • ワクチン : mRNA-1273 (S-2P antigen encoded), as SARS-CoV-2 spike protein encoded
    • 投与 : 0.5mL (deltoid muscle), days 1 and 29
    • Phase 1 : 45人、18 ~ 55 years of age, 28 days
    • 評価: Anti-S-2P antibody geometric mean titer(GMT) ELISA
      • 以下の29日と57日のデータから投与量が多いほど、抗体価が上昇しているのがわかる
      • 29 Days
        • 25μg: 40,227
        • 100μg: 109,209
        • 250μg: 213,526
      • 57 Days
        • 25μg: 299,751
        • 100μg: 782,719
        • 250μg: 1,192,154
    Good agreement was noted within and between the values from binding assays for S-2P and receptor-binding domain and neutralizing activity measured by PsVNA and PRNT

    Safty

    • 有害事象が低い確率
      • Fever (発熱)
      • Arthralgia (関節痛)
      • Nausea (吐き気)
      • Chills (悪寒)
      • Size of erythema or redness (紅斑または発赤)
      • Size of induration or welling (
    • 有害事情が中程度の確率
      • Fatigue (倦怠感)
      • Headche (頭痛)
      • Myalgia (筋肉痛)
    • 有害事象が高い確率
      • Any systemic symptom (全身症状)
      • Any local symptom (局所症状)
      • Pain (痛み)
    編集履歴
    2020/07/24 KeenMe(Mr) Phase Iについて
    2020/11/16 追記 (Phase 3中間報告で94.5%の有効性)
  • [Bio-Edu] 自然免疫と獲得免疫 (レジメ)

    [Bio-Edu] 自然免疫と獲得免疫 (レジメ)

    自然免疫と獲得免疫

    病原体に対する生体防御は、自然免疫と獲得免疫という免疫システム分類です。

    • 自然免疫
      • 網羅的
    • 獲得免疫
      • 特異的

    細菌に対する免疫

    自然免疫

    • 粘膜上皮細胞
    • リゾチーム
    • 補体
    • 好中球
    • マクロファージ

    獲得免疫

    • T細胞
    • B細胞
    • 抗体によるオプソニン化と細胞貪食
    • Th1活性化による細胞性免疫

    ウイルスに対する免疫

    自然免疫

    • 粘膜上皮細胞
    • インターフェロン (α、β)
    • NK細胞 (Natural Killer cell) stimulated by interferon
      • 感染細胞の破壊
      • インターフェロンγ産生
      • マクロファージ、樹状細胞の活性化
    • マクロファージ、樹状細胞による貪食
      • 貪食による抗原性の確認
      • 獲得免疫につなげる

    獲得免疫

    • T細胞
    • B細胞
    • 中和抗体 (IgG, IgA)
    • キラーT細胞

    獲得免疫の主体

    液性免疫

    • 細菌
      • 毒素産生菌 (ナイセリア属)
        • 抗体 (IgG, IgM) (+ 補体) → 毒素の中和、溶菌
      • 細胞外寄生細菌 (グラム陽性菌)
        • 抗体 (IgGによるオプソニン化) + 食細胞(好中球など) → 貪食(どんしょく)
      • 蠕虫 (線虫、吸虫などの多細胞)
        • IgE + 好酸球 → 好中球の脱顆粒(抑制物質)
    • ウイルス
      • ポリオウイルス
        • 抗体 (IgG, IgA) → 中和反応
      • ヘルペスウイルス
        • 抗体 + NK細胞 → ADCC

    細胞性免疫

    • 細菌・原虫・真菌
      • 細胞内寄生病原体
        • Th1(感作リンパ球)のサイトカイン放出 → IL2, IFNγ) → 活性化マクロファージ(貪食: 活性酸素、リゾチーム、塩基性タンパク質、脂肪酸)
      • ヘルペスウイルス、ボックスウイルス
        • キラーT細胞(Tc)活性化 (抗原認識)→ Tcによる感染細胞の排除

    参考サイト:

    学術情報〜感染症に対す生体防御〜、vaxxinova (ワクチノーバ株式会社)

    【出典】
    動物用ワクチン-その理論と実践-
    動物用ワクチン・バイオ医薬品研究会編
    P15、P16、P18

    http://www.vaxxinova.co.jp/academic_info/immunology_001/
    編集情報
    2020/07/18 Mr.KeenMe
  • [COVID-19] 行動別のウイルス拡散量、及び感染力 [2020/11/16]

    [COVID-19] 行動別のウイルス拡散量、及び感染力 [2020/11/16]

    ウイルス拡散量

    WHO発表による行動による新型コロナウイルスの拡散量について、NHK関西のニュース番組であった。

    行動新型コロナウイルス量
    くしゃみ40,000個
    せき3,000個
    5分間の会話3,000個
    2020/07/14 NHK 関西(18:15~), WHO発表

    このデータで気を付けないといけない事は、このウイルス量が実際に感染性を有している生きたウイルス粒子を意味しているかどうかです。ウイルスは結構死にやすい(この死にやすいという言い方は、生物/非生物の観点から正しいかどうかは議論はあります)ためです。死んでいる粒子が存在していても、それ自体には心配の必要がありません。この辺りの詳細は、この情報ソースが一般向けのTVニュースなので不明です。

    変異型は感染力が高い

    2020/11/16,ニュース番組「ゼロ」で、変異型(新型コロナウイルス)と野生型のコロナウイルスの感染力について、動物実験の結果やヒトでの結果を示したいた。

    野生型より変異型は、動物実験においてもその感染力は高く、ヒトでは、3から8倍も感染力が高いという。肺炎症状は、野生型と変異型では差はなく、感染力が高いことが特徴であるとのこと(2020/11/16, Harikiri(Mr) )。

    ウイルスの受容体が多いのは

    新型コロナウイルス(Sars-CoV-2)が感染するために関わっている受容体は、「舌」に多い、と阪大の森下先生が仰っていた。

    編集情報
    2020/07/15 Mr.KeenMe
    2020/08/01 追記 (Sars-Cov-2の受容体)
    2020/11/16 追記 (変異型の感染力は、野生型より高いことが特徴)
  • [Kw] ヒドロキシクロロキン – FDAはCOVID-19感染予防の緊急使用を撤回  [2020/05/16]

    [Kw] ヒドロキシクロロキン – FDAはCOVID-19感染予防の緊急使用を撤回 [2020/05/16]

    FDAは、抗マラリヤ薬で知られる「ヒドロキシクロロキン」のCOVID-19感染予防に対する緊急使用を許可していましたが、効果が無いこと、及び心臓への副作用も強いことから、緊急使用を撤回しました。ヒドロキシクロロキンについては、WHOが実施していたCOVID-19に対する臨床試験を中段していた。

    参考文献

    ヒドロキシクロロキン wikipedia – より

    https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒドロキシクロロキン

    WHO 抗マラリア薬・ヒドロキシクロロキンの臨床試験を一時中断

    https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=69336
    編集履歴
    2020/06/16 KeenMe
  • [健康] 高尿酸血症の痛風リスクと食事 (血液中の尿酸値と寿命, 2015-より) [2020/06/07]

    [健康] 高尿酸血症の痛風リスクと食事 (血液中の尿酸値と寿命, 2015-より) [2020/06/07]

    尿酸値

    兵庫県保健医協会のホームページから、血液中の尿酸値と寿命について言及されていたのでその内容1)をまとめた。

    • 血液中の尿酸とは、遺伝子の材料であるプリン塩基の最終産物、すなわち老廃物である
    • 尿酸自体は、活性酸素を抑制したり、血管拡張作用がありアンチエイジング効果がある
    • 正常値は、2.1~7.0 mg/dl
      • 大阪市立大学医学部(2017)の「糸球体濾過率&腎血漿流量 – 尿酸」、「輸入細動脈血管抵抗&糸球体内圧 – 尿酸」を詳細に調査した研究によれば、更に狭い範囲のコントロールが必要として、目標尿酸値は5 mg/dlを提案している2)
    • 心臓病や血管関連疾患との因果関係はわかっていない
    • 尿酸値7.0mg/dl超が「高尿酸血漿」で、以下の原因になります
      • 痛風関節炎
      • 慢性腎臓病 (CKD)の進行
    • 腎臓の機能による過度な尿酸排泄による尿酸値2.0mg/dl以下が、「腎性低尿酸血漿」です。
      • 無酸素運動後に起こる「急性腎不全(ALPE)」の危険因子
      • 無酸素運動により腎臓の血流が不良となり背中の激しい痛みを伴う
      • 一時的な血液透析が必要
    • 日本人成人男子で。
      • 4~5人に1人に高尿酸血漿
      • 100人に1人に痛風症状
    • 米国の痛風リスクの大規模研究 (2004)。
      • 1.5倍 : 魚介類、ビールの摂取
      • 1.4倍 : 肉類
      • 1.2倍 : BMIが高い
      • 1.2倍 : スピリッツ
      • 無関係 : ワイン
      • 0.6倍 : 果物、乳製品、適度な運動
      • 0.4倍 : コーヒー(6杯以上/日)
    • 血清尿酸値が高まれば、メタボリックシンドローム頻度が増加
    • 糖尿病では腎臓での尿酸の再吸収が増加し、将来の高血圧につながる
    • 尿酸値のコントロールによる悪性腫瘍リスク、総死亡率低下は不明
    • 痛風による腎不全は、慢性腎不全患者の18~41%を占めており、最も多い死因である
    • 病理学的には、高尿酸による尿酸結晶は、尿細管を閉塞させたり、腎臓に炎症を生じさせたり、結石を来たします
    • 高尿酸血漿の治療は以下に関わる生活習慣の改善です
      • メタボ
      • 肥満
      • 高血圧
      • 脂質代謝異常
      • 糖尿病
    1)

    血液中の尿酸値と寿命 (2015)

    http://www.hhk.jp/kenko-telservice/2015/0702-181713.php
    2)

    以上

    編集履歴
    2020/06/07 はりきり(Mr)
    2020/06/14 文言整備
  • [健康] 白内障 – 術後 – 3.5ヶ月後の経過状態 (体験記) – [2020/05/29]

    [健康] 白内障 – 術後 – 3.5ヶ月後の経過状態 (体験記) – [2020/05/29]

    ID16434

    はじめに

    体験記です。3.5ヶ月前に3泊4日で両面の白内障手術を受けました。3.5ヶ月後の状態を記録します。

    前提

    以下の記載は、術後5日後の記事に記載した内容と同じです。

    • 20歳代から「角膜変性症」だと言われていたが、治療法は無いと聞かされていたので、放置していた
    • 右目は、15年前に自然(以下、白内障手術の経過・関連記事「白内障-術後-5日後の経過状態」参照)なかたちで、網膜裂孔を起こして丸い穴が空いたため、穴がこれ以上広がらないようにレーザー固定術を受けている。
    • 網膜裂孔の際、眼底出血もあり、その残骸は硝子体混濁、若しくは、強い飛蚊症として後遺症が残っている。その残骸として、「輪っか状の影」と「ガーゼ状に見えるもの」が浮遊しているのが常時見えるようになった。残骸は、数年掛けて少なくなっていき、次第に視野に居座る確率が低くなり、見えやすくなっている。
    • 左目は、17年前にサッカーボールが真正面からあり、眼底(または眼内)出血して、その残骸が残っている。その時、町医者では網膜裂孔等の異常は無いと言われた。また、15年前の医者の見立てでは、網膜が剥がれる寸前のような状態であって、ラップを綺麗に貼れなかったような歪んだような波打った状態になっているとのこと。その時は、レーザー固定術は実施せず、その数年後に、レーザー固定術を行なっている。
    • 以上、13年前までには、両眼共に網膜剥離予防のために、レーザー固定術を完了している。
    • その後、数年かけて眼内の残骸が少なくなることで見えやすくなっていった後、事務作業での文字を見るに際し、継続的な視力低下を覚えていた。その自覚症状は、PC画面のコントラストが低いと感じこと、紙文書の文字を見る際、目を動かして、眼内に残る残骸を視界からどけながら見るという不自由が増加していったこと、および、白っぽく見える白内障の症状も加わってきた。
    • 以上の見え方に関わる要因は、以下の項目が考えられる
      • 角膜変性症 (点状角膜ジストロフィー)の悪化
      • 飛蚊症の悪化 (基本的には眼内での出血に由来すると考えている)
      • 白内障の進行
    • 霧の中、若しくは、ガーゼが掛かったような見え方に強く関係する要因は、

      「角膜変性」、「硝子体混濁」および「白内障」

      であると推察している
    • 字がにじむ、若しくは、焦点が合わない感覚に強く関係する要因は、

      「眼内の残骸」

      であると推定している。

    白内障手術の術前の見え方

    以下の記載は、術後5日後の記事に記載した内容と同じです。

    • 特に逆光では、霧の中、若しくはガーゼが掛かったような見え方をしていました。特に左目は、その具合が強かった。この症状は、左目の白内障の度合いが強かったためです。
    • 視野を邪魔する感覚に対しては、目を左右、又は、上下などに動かしてやると、一瞬視野が確保されるため、その瞬間は、文字がにじまずに、良く見えます。この症状は、眼内出血をしたことがあるため、その残骸が視野を邪魔している(硝子体混濁)ためです。

    術後3.5ヶ月・現在の見え方

    遠くを見る場合

    • 5日後 – 霧の中にいるような見え方は無くなり、鮮明に見えるようになりました。まさに、白っぽい黒ではなく、黒色は黒色に見えます。天然色が戻ってきたという感じです。景色をみ見るのが嬉しい。
    • 3.5ヶ月後 – 後発性白内障を懸念していましたが、3.5ヶ月後では、まだ大丈夫のようで。よくみえています。夕暮れ時の外の景色もよく見えています。暗いところは暗いことなりにはっきりして見えています。
    • 5日後 – 車を運転していて、逆光・順光を問わず、見え方の違いの差は少なくなり、よく見えている。
    • 3.5ヶ月後 – 日中の運転も白っぽい見え方で、ある意味アブかなったのですが、暗中模索のような恐る恐るの運転では無くなりました。余裕を見て運転できます。術前では、日中の信号が本当に見えずらく、遠くからは殆ど見えていませんでした。助手席の奥さんに、「この先の信号は何色」と聞いていたシチュエーションも多々ありましたが、今では、助手席の奥さんに確認するようなことは全くありません。ただし、硝子体混濁の残骸(ガーゼ状のものが浮遊)が、視界を遮る時がありますが、眼球を素早く動かすことで、中心視野からは移動してくれるので、それくらいのことであれば全然大丈夫です。

    近くを見る場合

    • 術後5日後 – 両目共に、「にじむ」、若しくは、「焦点が合わない」。そのため、文字を読みにくい。その具合は、特に左目に強いが、白内障に起因するものではなく「硝子体混濁」が原因であると考えていますが、術前より悪化したように感じられます。
    • 術後3.5ヶ月後 – 「にじむ」という症状は、随分改善されました。近くを見る時は、凸レンズ(老眼鏡)をかけますが、術後1ヶ月くらいでも、特に左目では、近くの焦点が合わず「にじむ」感じでしたが、現在は、右目はもちろんですが、左目も「にじまず」に焦点がほぼ合っています。術前より悪化したのではと心配していましたのが、両目でしっかり見ることができています。
    • 術後5日後 – 手術するまでは、遠くを見るのと同様に、近くを見る場合でも「霧の中」、若しくは「ガーゼがかかった」(紗がかかった)ような見え方でしたが、それは改善されて、「にじむ」ものの、はっきり見えるようになりました。右目の「網膜裂孔」に伴う「硝子体混濁」に関わるガーゼ状の浮遊物が、はっきり見えるようになった。
    • 術後3.5ヶ月後 – 硝子体混濁に関わる見え辛さについては、右目の網膜裂孔が酷かったことから、その残骸の「ガーゼ状」のものは、従前よりはっきり視認できる様になったと思われます。それは、白内障が無くなったことで、はっきり、くっきり見えているためと思われます。ここは、仕方ないと思って諦めました。

    まとめ

    白内障手術直後の3.5ヶ月後での見え方について記録ました。「安定するまで1ヶ月から3ヶ月かかる」とドクターから言われているので、その経過を記録しました。

    総評としては、最も懸念していた「にじむ」ことにより焦点が、どうしても合わないことについては、3.5ヶ月も経過して随分と改善していました。

    今日、改めて、術後5日後の見え方の議論を読み返しつつ、1~2ヶ月後の状態も思い出しながら、今の状態を確認してみましたが、随分改善していることに、今更に認知しました。最近の生活を思い出してみると、不自由さを感じていなかったことに気がつきました。記録は、取っておくものですね。

    以上

    編集履歴

    2020/05/29 はりきり(Mr)

  • [Kw] ラニチジン – 胃薬に使用されるヒスタミンH2受容体拮抗薬 – 製造過程/保存過程で発癌物質NDMAが生成されやすいらしい

    [Kw] ラニチジン – 胃薬に使用されるヒスタミンH2受容体拮抗薬 – 製造過程/保存過程で発癌物質NDMAが生成されやすいらしい

    ラニチジン

    (ranitidine)は、胃薬に使われておりヒスタミンH2受容体拮抗薬です。その作用は胃酸の分泌を抑制します。先発は、グラクソ・スミスクラインです。

    その胃薬の一部に「ラニチジン」という成分が含まれていて、それに発がん性のN-ニトロソジメチルアミン(NMDA)が含まれていたという報道が2019年10月頃からありました。

    後発品が多数出ているのですが、世界の複数の医薬品会社が自主回収をしているとの報道もありました。

    今回のラニチジンのNDMA問題の真相は、まだはっきりしていないようですが、分子構造のリスクから、(1) 製造工程で不純物として生じやすい、分子構造と安定性のリスクから、(2) 保存状態によって分解してして生じる、と考えられています。

    まとめ

    • ヒスタミンH2受容体拮抗薬
    • 先発開発会社は、グラクソ・スミスクライン
    • 製造過程、保存状態で、発がん性のNMDAが生成される
    • NMDA : N-ニトロソジメチルアミン

    参考文献

    ラニチジン、分子量 350.86
    KEGG – より

    https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00056810

    FDAがすべてのラニチジンの回収を要請 保管条件によってNDMAの濃度上昇の可能性(1/2) 2020/04/06 – PHARMA TECH JAPAN ONLINE – より

    https://ptj.jiho.jp/article/139724

    厚労省医薬局 ラニチジン問題 化学構造の特性から「原薬及び製剤の製造工程でNDMAが生成される可能性」に言及 2019/10/30 – ミクスonline – より

    https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68278

    全企業自主回収の抗潰瘍薬・ラニチジン製剤に「終売」の動き 化学構造が原因か 2019/10/10 – ミクスonline – より

    https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68186

    ラニチジン、発がん性物質NDMA検出でクラスI自主回収-PMDA 2019/10/04 – 医療NEWS – より

    https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68186

    編集履歴

    2020/05/17 はりきり(Mr)
    2020/06/07 追記(まとめ)
    2024/01/20 文言整備

  • [健康] コロナウイルス抗原検査キット(SARS-CoV-2)の原理をわかり易く解説 [2022/01/24更新]

    [健康] コロナウイルス抗原検査キット(SARS-CoV-2)の原理をわかり易く解説 [2022/01/24更新]

    はじめに

    検出感度が高いPCRよりも感度は低いものの、15分程度で抗原の検出が可能な測定方法で、「イムノクロマト」と原理を利用しています。

    2022/01/末、世界では、デルタ株からオミクロン株への感染シフトが進む中、日本においてもオミクロン株への感染シフトが進展しており、抗原検査試薬の不足が生じています。

    反応概要

    (1) サンプルは、本反応の前に、コロナウイルスと結合できる標識Antibody-3 (色素や酵素が標識されている)と混合させ前もって反応させ、「標識Antibody-3とコロナウイルス結合体」を作らせる。
    (2) 反応メンブランには、コロナウイルスに対する別抗体: Antibody-1 (ELISAにおけるサンドイッチ法と同様)と、Antibody-3に対する抗体: Antibody-2の2種類が、1ラインづづ塗布されている。
    (3) 「標識Antibody-3とコロナウイルス結合体」を(2)のメンブランに反応させる。

    図を見ながら解説

    キットは、図1のような構造になっている。図1だけでは不十分であったため、図2にも別のサイトから参照した原理図を示した。

    図1で説明する。「サンプルパッド」部分に、コロナウイルスを含む検体を添加すると、以下のような機序により2本のバンドが発色し、陽性であることを判定できる。

    1. 「サンプルパッド」(図1,黄色)にサンプル(唾液)を添加(数十μL)
    2. 「コンジュゲートパット」(図1,青色)には、色素や酵素が標識されたコロナウイルスに対する抗体(標識Antibody-3)が染み込ませてある。標識とは、酵素や色素をその他の物に結合させた状態を呼ぶ。
    3. 「サンプルパッド」から「コンジュゲートパッド」にコロナウイルスを含む水分が染み込んでくることで、「サンプルパッド」から「吸収パッド」への方向に、液体の流れが生じる
    4. 「コンジュゲートパット」で、標識Antibody-3とコロナウイルスが結合し、コロナウイルスとAntibody-3の比率の程度によっては、標識Antibody-3には、コロナウイルスが結合していない抗体分子も存在する。そのような状態のまま、「メンブラン」に染み込んでくる。
    5. 「メンブラン」(図1,水色)には、コロナウイルスに対する抗体(Antibody-1)と、コロナウイルスに結合でき標識Antibody-3に対する抗体(Antibody-2)が、それぞれ、2箇所(2ライン)に塗布してある(結合しているので位置は移動しない)。このメンブラン上を、4のサンプルが順次染み込みながら進む(これをクロマトと呼び、免疫反応も関連しているので、イムノクロマトと言う)
    6. 最終的には、「メンブラン」中のテストラインには、「標識Antibody-3とコロナウイルスとAntibody1の3つの結合体」が出来上がり、標識Antibody-3による発色ラインが現れる。
    7. 更に、「メンブラン」中のコントロールラインには、「標識Antibody-3と(コロナウイルスの量に反映されてされた量のコロナウイルス)とAntibody-2の2又は3結合体」が出来上がり、標識Antibody-3による発色ラインが現れる。
    図1. ForDxから参照した原理図
    図2. ACUTECAREから参照した原理図

    参考文献

    イムノクロマト法とは – ForDx -より

    https://www.fordx.co.jp/immunochromatography/

    イムノクロマト法- ACUTECARE-より

    https://www.acute-care.jp/ja-jp/learning/course/immunoassay/ria/ic

    SARSコロナウイルス抗原キット ADTest 対外診断用医薬品、アドテック株式会社

    SARS-CoV-2 操作方法 : https://www.adtec-inc.co.jp/wp-content/uploads/2021/07/adtest-pamphlet210712.pdf

    SARS-CoV-2 製品概要 : https://www.city.usa.oita.jp/material/files/group/49/kaigo20210204-6.pdf
    編集履歴
    2020/05/16 はりきり(Mr)
    2020/08/02 文言整備
    2022/01/24、追記(ADTest関連情報)
  • [用語] PSA; porstate-specific antigen

    [用語] PSA; porstate-specific antigen

    PSA; prostate-specific antigenの略語。前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクです。

    • 4ng/mL以上 :「PSAが高い」
    • 基準値を3ng/mL以下などのように低く設定する場合もある。
    • PSAが高い場合に考えられる疾患
      • 前立腺癌
      • 前立腺肥大症
      • 前立腺炎
      • 射精や長時間の車の運転のような前立腺への機械的な刺激

    PSAが高いと言われた – 日本泌尿器科学会 –

    https://www.urol.or.jp/public/symptom/08.html